放送大学で、必要な単位を取得して10年が経過、放送大学に関しては在学のままほったらかしてしまいいつしか放送大学は除籍となっていました。
常に、心のどこかで放送大学でせっかく入学料含めて20万近くお金がかかったので無駄にしたくないというのがどこかにあって常にテーマを仕事しながら考えていました。
色々な方のブログを見ていると、とっても優秀な方が書かれても不合格になることがあるみたいで、看護の視点を欠いている内容であるという情報がちらほら散見されていました。
テーマは、何でも良いけど身近で興味があることが書きやすく、絶対に看護の視点を欠かないようにするテーマになるにはどうしたら良いか?常日頃考えました。
テーマが思いついた当時は、慢性期病棟で勤務していて認知症患者様の転倒転落によって怪我をどんな対策をしても防ぎきれない。でも、安全優先だからといって身体拘束は人権擁護のためしたくない。両立させるためにはどうしたらいいの?ということに非常に悩まされていました。臨床上の疑問(クリニカルクェスチョン)がわいてきたんですね。
その時、思いました。転倒転落って、ベッドサイドにいる看護師が一番主体となって取り組まなきゃいけないテーマだから最初から最後まで看護の視点から脱線することはなさそうだ❗️❗️テーマは、これにしようと思いました。
テーマが、決定したらまず転倒転落周辺の知識となる政府発行の統計や文献を読み込みました。別に、看護研究をするわけではないので転倒転落について学習した成果をレポートを書けば良いのですから、「後期高齢認知症患者の転倒転落における有害事象を防止する看護師の役割」というテーマについて「文献をへっぽこの自分なりに勉強して調べて自分なりに考えた答えはこれだ❗️❗️」という内容を堂々と書こうと思い書きました。レポートを書く上で意識したことは、今まで、正しいこと、立派な事を書かなければいけないという症候群で学修成果レポートを書けずにいたので、自分で文献学習した中から自分なりに考えて導きだされた答えは本当に正しいかどうかは別として自分の意見を審査してくださる人にアピールするのが大事という姿勢で書きました。
新しい学士の途によると、「単に統計や調査の結果を述べただけのもの」、「文献等を単に要約しただけのもの」、「外国語の論文を単に翻訳しただけのもの」、「あなた自身の考察や意見がないもの」や「主張や感想を根拠なく述べただけのもの」は、不適切と書いてあるので、引用文献のルールと、学士の途のルールに従って書きましたし、提出するギリギリまでそれに沿っているかを見直しました。
以上を要約すると、「学術のルールに従って自分の意見を述べることができる能力」がレポート内容よりも重視されているんだという感じでした。合格してからすごく実感しました・・
自分がしっかり意見を述べていると伝わるように、この専門家は、こう述べているけれども自分は反対にむしろこう思っているみたいな自分の考えを率直に論理的に主張し論破するよう(自論)ガンガン展開していきました。ちゃんと自分の意見を述べることができていると思われるよう一番気を使いました。
自分の意見を持つことって、文献を批判的に読むことだと思います。ツッコミながら読む。こんなこと書いたらダメかなぁと思わず、文献を批判的に読んでなんでもいいから自分の率直な考えを書いてみましょう。例えば、自分はこんな風に書きました。
転倒予防に必要なのは、筋力低下予防が重要である。誰々によると、筋力低下予防には、運動と栄養が良いと述べてはいるが、入院している後期高齢者の患者さんは、経口摂取がわずかで運動もおろかベッド上で寝ているのがやっとである事を多く経験するから筋力低下予防は難しく現実的ではないと考えている、立位を取ろうとすると脱力がおきて床に座りこんでしまうような筋力の患者さんが、トイレに行きたいと一人で行こうとすると転ぶ確率は非常に高い。センサーを使用して鳴ってすぐに訪室して対応すれば転倒する確率は下がるのであろうがわずか数秒で転倒したという事例を筆者は経験しているため完全に0にすることは難しく現実的ではない。そのため、転倒を完全に防ぐのは非常に困難であり、転倒を防ぐのではなく転倒による有害事象(骨折など)を防ぐという考えにシフトした方が良いのではないかと考える。怪我をしないためにはどうしたら良いか?病院だから、安全第一で身体拘束した方がいいと考えてしまいがち?いやいや、人権侵害になるため絶対にすべきではない。厚生労働省の発行する「身体拘束ゼロの手引き」にも示されている。身体拘束の3要件を満たす時にだけ行うべき。そればかりか、欧米では、身体拘束具による死亡のデータもある・・
みたいに、自分の考えをガンガン書いていきましたし、自分の考えを自分でツッコミそれで話をどんどん膨らませていきました。結局、話をふくらませすぎ、機構の指定する17ページ以上になってしまい削る作業が大変になってしまいました。レポート作成に要した時間は、休日のカフェで3日間程度だったでしょうか以外と短期で作成できました。
あと、引用文献の記載の仕方や章の構成、要旨など、ほとんど「ナースが簡単に大卒になれる本」の秋場研様のレポートを参考にさせていただきました。ご購入されていない方は、是非ご購入をおすすめいたします。僕の中では、本当に参考になりました。この本がなかったら書けてないんじゃないかなぁと思っています。感謝しています。