7回目の月命日(漫画の話) | 重症新生児仮死で生まれたこまさの記録

重症新生児仮死で生まれたこまさの記録

2017年3月28日、新生児重症仮死で生まれたこまさ。
自発呼吸がなく、生まれてからずっと眠り続けていました。

2018年11月22日、こまさはお空に旅立ちました。
そんなこまさの入院の記録、成長の記録や回想、日々のこと。そして2019年11月からゆるっと妊活を始めました。

最近、漫画喫茶である漫画を読みました。


「死役所」という漫画です。
 

市役所ならぬ「死役所」。
亡くなった人が訪れ、死後に自分の死の手続きをする場所。死役所職員は全員同じ理由で死亡しており、何故死後職員として働くことになったのか、そもそも死役所の存在理由とは…死役所を訪れる人や職員が死んでなお「自分の人生はなんだったのか」と考えている物語(Wikipediaより)


話はオムニバス形式になっていて、亡くなった人、それぞれの亡くなった事情、生前の生活が描かれています。


その中の8巻、「母」という2話読み切りの話が、涙が止まりませんでした。
以下多少のネタバレも含みます。


その話の主人公は不妊治療中。
明るく前向きな主人公だけど、妊娠できないことで、周りから心無い言葉を言われ傷つくこともあったが、長い不妊治療の末、ようやく我が子を授かる。夫婦は出産を待ち望んでいた。
しかし、突然の出血。赤ちゃんは亡くなってしまう。赤ちゃんは死役所へ行き、死役所の職員から「つらいよなぁ、おめえもちゃんと産まれたかったろうに」と声をかけられるが、、、、


主人公の気持ちや、赤ちゃんの気持ちが。
短い話にぎゅーっと詰まっていて。


私とは全然状況は違うけど、
こまさもそんなふうに思ってくれたかなぁとか思うと涙が止まりませんでした。


すぐに本屋で買って帰りました。


他の話も、泣けるんです。
悲しくて泣けるのもあれば、やるせなくて泣けるのも、温かくて泣けるものもあって。


いやー名作だなぁ。


私は文章がヘタでうまく伝えられないので、よかったら興味ある方は8巻だけでも!



唐突でしたね。。。

 

今日はこまさの7回目の月命日。


こまさに会えなくなって半年以上経ってしまいました。


出産前の生活のリズムに戻ったことで、土日は昼過ぎまで寝て、好きなもの(お乳のためにやめていた好物の辛いものや乳製品)を好きなだけ食べて、買い物や映画やライブに行くようになりました。
漫画喫茶だって、出産してからは全然行けなかったのに。


子供がいたら、こまさがいたら、こんなこと絶対できないんだろうな、と思うような事をして、それを楽しんでしまっている自分に自己嫌悪を感じてしまう。


夫は「そんな、罪悪感感じてたらこまも悲しむよ。」と言ってくれるけれど。


最近、夫もこまさのお線香を朝あげるのを忘れてしまうことがある。忙しいから仕方ないけど。


お互い、こまさのいない生活に慣れてきてしまっていることが、怖い。
こまさに対して申し訳ない。


カメラロールに表示されたちょうど1年前の写真のこまさ
かわいいなぁ。
かわいすぎるなぁ。

梅雨だから鼻の下のテープがカエルと雨粒だけど、鼻水みたいにみえるなぁ。かわいい。



こまさ、今日も大好きだよー。