kind of lyrics

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暑さ寒さも彼岸まで。


だんだんと夏が終わりに近づいています。


去年とは違って、全然夏らしいことをせずひっそりと終わりそうな今年。


去年はオーストラリアにいて、南半球の夏を満喫していました。


夏は恋の季節なんて嘘だろ、と鼻で笑っていた私が、恥ずかしながら見事に恋をしていました。


昼間からお酒を飲んで酔っ払ったり、酔ったまま映画に行ったり、海に行ったり、


砂浜に寝転がって星を見たり、今思えば本当に映画みたいだったな。



相手に日本で待ってる彼女がいるっていうのも。


いや、これはベタすぎて映画にもならなんな。



夢みたいに楽しかったけど、夢はいつか醒める。


かんかんに日が照って、真っ青な青空に白く大きい雲がかかるような日は、


あの日々を思い出して切なくなる。



「好き」って言ったからとか、駆け引きとか、仕方がないとか、逃げてるとか、


便利だからだとか、ほんとうに好きだったとか、損得とか、いろいろ。




恋愛経験豊富な友達からみたら全然なってなくて、手の内みえみえで負けまくってたとしても、


自分のやり方でやるしかないんだと思う。


滑稽でも、傷ついても、最終的に自分で決めることが大切なんだと思う。











最近、精神科医の香山リカさん著『しがみつかない生き方』を読みました。


自分なりの「そこそこの」幸せを手に入れるには、お金、恋愛、子ども、仕事など


まさに私たちがそれだけで頭がいっぱいになってしまいがちなこれらに『しがみつかない』。


20年以上、心を病んだ人達を診続けてきた彼女の言葉は説得力があって、ナルホド~と唸らされます。



何事もシンプルに。


これがひとつのコツというか、幸せに生きていくうえでのキーワードなのかなぁとこの本を読んで改めて思ったのですが。


でも、そんなに簡単にできないことってたくさんあるよなぁ。


感情とか、心の部分は特に。



もっと記憶力が悪かったらよかったな、と思う。


いつも何かあると、自分の心に刻もうとする癖がついているので、


私の思い出はその時の光や空気や匂い、自分の感情とかがそのままフレッシュパック状態。


写真や映像もいいけれど、機械を通したものより、思い出とは思えないくらいずっとリアルだ。

これも才能かも、とすら思う。


でもそれがあだになることがあると最近知った。


出てくる思い出がリアルすぎて、もうとっくに終わったことなのに、まだ続いているんじゃないかと勘違いしてしまう。


明日にでも、またあの日々が戻ってくるんじゃないかと期待してしまって、でもそんなことは起きるはずもなくて、

夢と現実を常に行き来するような状態が続いてとても苦しい。


この思い出が、出てこない日はくるんだろうか。


あるいは出てきても、それにしがみつかないでいいくらい、幸せでいられる時はくるんだろうか。


なんて思いながらも、電話しようかすまいか悩んでかれこれもう2週間。


『しがみつかない生き方』がいいのはわかったけど、どうやったらしがみつかずにいられるのか、誰か教えて!