こんばんわ
今日は整体屋の話ではなく
認知症に触れて行きます
私の本業はリハビリの専門職
高齢者やケガをした人
先天的に病気を持って産まれてきた
こどもなど守備範囲がひろいです
高齢者のなかには認知症と診断され
悩んでいる本人・家族は多いです
本人は認知症と気付いていないことが
ほとんどです
だから家族が悩みますね
ある知り合いのはなしです
80代の母親は13年前に脳梗塞で
右半身が利かなくなる
右片麻痺(みぎかたまひ)になりました
家族に迷惑をかけたくないと
リハビリテーションに情熱を
注いでいました
そのおかげで今でも杖だけで
歩けています
しかし
2年前に夫が他界し
娘と2人暮らしになりました
夫が居なくなった事が
大きな精神的ダメージとなり
認知症が見られるようになりました
当初は所々で見られていた症状が
最近では3分前の話しを覚えていない
という状態
何故こんなに急速に進んだのか…
それは寂しさだと思います
(こちらの記事もどうぞ )
娘が仕事のため
日中は1人で家にいました
以前は会話は無いものの
夫の存在があり
安心していたようです
1人になり寂しさのため
以前のような活発さは無くなりました
仕事中の娘に電話を頻回にするように
なりました
それが原因で娘と喧嘩することが
多くなりました
娘も怒ってはいけないと分かっていても
感情は停められないもの
そして母親本人も
自分が何かおかしいということは
何となく感じている様子
2人とも涙をながしていました…
この事例は周囲がどうにかできる
ものでは無いですよね
とはいえ2人では解決できないです
ですから
専門知識を持ったものが介入して
問題解決の糸口を見つける必要が
あります
いま私にできることは
周りの専門職や知人などを
巻き込んで知恵を出し合っています
母親本人を1人にしないための
サービス構成や方策が検討されています
おそらく良い方向に進むでしょう
このように
認知症とは本人だけでなく
家族の方が強く影響されると思います
本人はもちろんですが
家族の気持ちにも耳を傾け
共感していくことが大事だと思います
情報を共有して社会全体で
請け負って行きたいですね
長々とありがとうございました😊
ではまた