■タイトル
ゴッドファーザー PART.2
■あらすじ
ドン・マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)は、根拠地をニューヨークから西部のネバダ州タホー湖畔に移していた。近くに収入源のラスベガスが控えていたからだ。マイケルは、ことあるごとに父ビトー・コルレオーネの偉大さを思うのだった。---/ビトーはシシリー島で生まれた。ビトーが9才のとき、父と母と兄が土地のマフィアの親分チッチオに殺された。彼は村人にかくまわれ、移民団の群れにまじって単身ニューヨークへ渡った。1901年のことだった。ニューヨークに着いたビトーは天然痘の疑いで3ヵ月間病院に入れられた。---/1958年。タホー湖畔にある教会ではマイケルの一人息子アントニーの聖さん式が行われていた。ビトーが死ぬ直前、一緒に庭で遊んでいた幼児がアントニーである。城のような大邸宅では大パーティが催され、マイケル、妻ケイ(ダイアン・キートン)とアントニー、ママ・コルレオーネ(モーガナ・キング)、マイケルの兄フレドー(ジョン・カザール)、その妻、妹のコニー(タリア・シャイア)とその恋人(トロイ・ドナヒュー)、相談役トム・ヘーゲン(ロバート・デュヴァル)などの顔が見える。パーティが終わり、その夜、マイケルの部屋に何者かが機関銃を乱射した。犯人はマイアミの大ボス、ハイマン・ロス(リー・ストラスバーグ)の腹心ロサト兄弟だった。---/リトル・イタリアで成長したビトー(ロバート・デ・ニーロ)は、あらゆる職業を経て、次第に頭角を現し、移民の信望を集めるようになってきた。彼のもとには弱い人々がさまざまな願いをもって訪れる。その街を牛耳る悪玉ボスのファヌッチを仕とめたのは町をあげてのお祭りの夜だった。---/マイケルはハイマン・ロスと一対一で会い、自分を襲ったロサト兄弟と、その事件に内通したペンタンジェリ(マイケル・ヴィンセント・ガッツォー)を処分することを宣言した。ペンタンジェリはコルレオーネ一家だったが、ハイマン・ロスに内通していたことを知っていたマイケルは彼を使ってロサト兄弟を殺させようと計ったが、それを知ったロサト兄弟はペンタンジェリを殺しにっかった。しかし、ペンタンジェリは一命をとりとめた。更に驚くべきことに、兄のフレドーまでもが、コルレオーネ家の情報をハイマン・ロスに流していた。そんなある日、マイケルは、犯罪調査委員会に呼び出されたが、マフィアについてのあらゆる容疑を完全に否定した。委員会側はそれを偽証だとしてペンタンジェリを証人として呼んだが、マイケルはペンタンジェリの肉親を傍聴席に呼び、彼の証言を封じた。その夜、妻ケイはマイケルに離婚話をもちだした。マフィアの恐ろしさと、子供の将来を想う気持ちからだった。---/ビトーと妻との間には4人の子供が出来た。汽車がシシリー島のコルレオーネ村に着き、多勢の村人が一家を迎えた。ビトーは両親の仇、チッチオを襲って、自分の手でチッチオの腹を十字に刺して殺した。---/ママ・コルレオーネが病気で死んだ。ニューヨークに隠れていたフレドーも呼び戻された。葬儀のあともフレドーはタホー湖畔にとどまって幼いアントニーと遊んだ。フレドーはマイケルに許されていると思ったのだ。だが、船で湖へ釣りに出たところを、マイケルの命令で殺された。初老に達したマイケルは、一人湖畔の椅子に座り、亡き父ビトーの愛情に充ちた偉大な生涯を想い、自分の孤独に胸を痛めるのだった---。
■感想
まさに骨太映画PART.2。今策ではアル・パチーノとロバート・デニーロのダブル主演。ビトー・コルレオーネが築いてきた過去。マイケル・コルレオーネが築いていくその後。この二つの物語が交互に展開。ビトー・コルレオーネの成り上がり物語は緊迫感がありシブい雰囲気、マイケル・コルレオーネのその後のほうは重く苦しい雰囲気。ファミリーを大切にしながら組織を築き上げてきたビトー・コルレオーネ、ファミリーを想う気持ちに反比例してファミリーが崩壊していくマイケルの葛藤。金より人情、人情より金。父との違いはなんなのか、最終的には家族をも殺めてしまうことになるマイケルの苦悩がひしひしと伝わます。ヴィトーとマイケルの対比がよく表れていました。アル・パチーノの苦悩する姿や迫真の演技、そしてロバート・デニーロの細かいところにもこだわって雰囲気作りをしている演技が素晴らしい。エンディング直前のマフィアになることを拒んでいたマイケルが海軍に入隊した事を報告し兄に殴られたこと回想するシーンでは、その皮肉さに何とも言えない気持ちになります。取り戻せない過去、背負うもの、失うもの、その重み、孤独、哀愁が漂います。やはりトータルで雰囲気も抜群で1からの流れで壮大感溢れる最高傑作PART.2。
■評価
★★★★★
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