■タイトル
ファイトクラブ
■あらすじ
ジャック(エドワード・ノートン)は保険会社に勤めるヤング・エグゼクティブ。ここ数カ月は不眠症に悩み、さまざまな病気を抱える人々が集まる「支援の会」に通い始め、そこで泣くことに快感を覚えるように。ある時、やはり「支援の会」中毒の女、マーラ(ヘレナ・ボナム・カーター)に出会い、電話番号を交換する。出張先の飛行機でジャックはタイラー(ブラッド・ピット)と知り合う。フライトから帰ってくるとなぜかアパートの部屋は爆破されており、ジャックは仕方なくタイラーの家に泊めてもらうが、タイラーは自分を力いっぱい殴れという。タイラーはエステサロンのゴミ箱から人間の脂肪を盗み出し、石鹸を作って売っていた。数日後、ジャックとタイラーは再び酒場の駐車場で殴り合う。次第に見物人は増え、ついにタイラーは酒場の地下室を借りて互いに殴り合う「ファイトクラブ」の設立を宣言する。一方でタイラーはマーラを呼び出し、情熱的なセックスを繰り返す。「ファイトクラブ」は会員が増え、全国に支部ができるまでになった。ついにクラブは、いたずらとテロを組織的に繰り返すようになる。タイラーはついにクレジット会社のビルを爆破する計画を立てる。ジャックはタイラーを阻止しようと走り回るが、なんと意外な事実が発覚。なんとタイラーはジャックのもうひとつの人格だったのだ。かくしてタイラーはジャックを凌駕しようとするがそれは阻止され、ジャックは駆けつけたマーラと共に美しく崩れ落ちるビル群を眺めるのだった。
■感想
デヴィッド・フィンチャー監督の有名作であり、ブラッド・ピットとエドワード・ノートンの最強タッグ作品。自助グループに通うことでしか生きている実感を感じることができない主人公と、イカれた男がファイトクラブを結成する前半、そして一気に急展開していく後半のメイヘム計画。撮り方や脚本もイケていて終始夢中になってしまうほど面白く作られています。タイラーのぶっ飛び具合が半端無い。ただ自由奔放で危ない計画を遂行してイカれてるだけなのかと思えば、それにはそれで理由があって理に叶う説得力があったような気もします。命の危機に陥って初めて感じる事が出来る生への実感等のメッセージ性が強いです。たしかに当たり前のように来る明日があるからこそ、普段は生への実感を感じられない人達は多いのではないかと思いました。最後の全ての種明かしに関しても一本技。頭がイカれてるとしか思えなくなったカリスマ性溢れる「タイラー・ダーデン」は、実は自分自身の理想が創り上げた存在だったことに気がつく。たまにある多重人格モノではありますが、それだけではなく設定、見せ方、テンポ、台詞、どれも深く作りこまれて見応え十分でした。暴力描写が多いので賛否両論あるとは思いますが、ただのぶっ飛びバイオレンス映画ではありません。自分自身に打ち勝つ為の映画。ナレーター役がエドワード・ノートンとなっている部分もポイントです。
■評価
★★★★★
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