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■タイトル

メメント


■あらすじ

保険の調査員レナードの家に何者かが侵入し、妻がレイプされたうえ殺害される。その光景を目撃した彼は、激しいショックで前向性健忘という珍しい記憶障害になってしまう。10分間しか記憶を保つことができない彼は、謎の女ナタリーに助けられ、ポラロイドにメモを書き、体にタトゥーを刻みながら、妻を殺した犯人の手掛かりを追う。犯人のキーワードは、ジョン・G。だが、謎を追えば追うほどに、さらなる謎が深まる。ジョン・Gはいったいどこにいるのか? だれの言うことが、いったい本当なのか?


■感想

インセプション、ダークナイト等のノーラン監督の出世作。冒頭がエンディングシーンで「結→転→承→起」と時系列が逆に進んでいくとても斬新な映画。見ているこちら側も記憶が消えていくような感覚になります。かなり複雑で難解な映画。10分しか記憶が持たない主人公のレナードが妻を殺した犯人を捜して復讐する内容なのですが、「現在→過去」にさかのぼってストーリーが進んでいくので点と点が線に繋がり最後に真相がわかる形になっています。斬新なアイデアを利用した深い作品に仕上り見応え十分。結局は皆が嘘つきで10分しか記憶が持たないレナードを利用していた事になるのですが、レナード自身も自分に嘘をついて生き続けていたことが明らかに。妻を殺した認めたくない事実を隠し自分の記憶までも塗り替え、妻の復讐を生きる糧として生き続けているのです。時系列が逆じゃなければ、ただの記憶障害勘違い男の連続殺人劇ですが、逆にするだけで「結→転→承→起」が「起→承→転→結」となり難解で深い作品に仕上がるなんてノーラン監督は流石の一言です。これと同じ手法を用いた映画に「アレックス」と言う映画があるのですが…、あれはかなりの問題作です。


■評価

★★★★☆


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