■タイトル
8ミリ
■あらすじ
私立探偵のウェルズ(ニコラス・ケイジ)は富豪のクリスチャン夫人(マイラ・カー ター)から、夫の遺品の8ミリフィルムを調査するよう依頼される。そこには下着姿の 少女が黒いマスクを被った人物に惨殺される場面が映っていた。ウェルズはわずかな 手掛かりを元に、少女が行方不明中のメアリー・アン・マシューズ(ジェニー・パウ エル)であることを突き止める。女優志願だったメアリー・アンの足取りを追い、ハ リウッドに向かったウェルズは、アダルト書店で働く若者マックス(ホアキン・フェ ニックス)の案内を得て、ポルノ・ビデオのブラック・マーケットに潜入。やがてポ ルノ製作者プール(ジェームズ・ガンドルフィーニ)から闇ポルノの大物監督ディー ノ(ピーター・ストーメア)を結ぶ線にたどり着く。過激なバイオレンスを売り物に するディーノの映画には、マシーンと呼ばれる黒マスクの男優(クリス・バウアー) がしばしば登場しており、例のフィルムを撮ったのはディーノに違いなかった。マッ クスと共にニューヨークに飛んだウェルズは、ファンを装ってディーノに映画製作を 依頼。ディーノとマシーンが待つ倉庫に向かうとクリスチャン夫人の弁護士ロングデ イル(アンソニー・ヒールド)が現れ、銃を突きつけフィルムの返却を要求する。少 女殺害のフィルムを撮らせたのは故クリスチャン氏とロングデイルだったのだ。ウェ ルズは間一髪で逃げ延びるが、ディーノとマックスが死ぬ。クリスチャン夫人も自殺 したことを知ったウェルズはエディーを締め上げたあと、マシーンと対決する。黒マ スクの正体は、自分と同じごく平凡な男だった。マシーンを辛くも倒して事件は解決 したが、ウェルズの心は晴れなかった。メアリー・アンの母親ジャネット(エイミー ・モートン)から感謝の手紙を受け取ったウェルズにようやく希望の光が差した。
■感想
アンダーグラウンドポルノの裏側。全体を通してマニアックかつハードコア。実際にあるかもしれないと噂される殺人ポルノ「スナッフフィルム」の鬼畜極まりない残忍な話をテーマに作られています。富を手に入れた人間は、ある程度のことが全て簡単に手に入るようになる。「金持ちの考えることはよくわからん」と言う言葉があるように、全てが簡単に手に入りやすくなるので趣味趣向が屈折して狂ってるとしか思えない趣味に走ってしまうのは確かに理解できるかもしれません。最初はダラダラ進みますが、後半に行くにつれて惹かれていきました。かと言ってフィルムの真相を暴いて何がしたいんだ?と言う疑問もあるので、なかなか感情移入もできません。犯人や少女の素性、全てが明るみになって終わるのかと思いきや、テープも焼却され依頼人まで自殺してしまったので、逆にここからどう展開されていくんだ?の疑問までついてきてしまいます。終わってみれば後味もあまりよくありませんが、スナッフフィルムという鬼畜で非道極まりないモノに対して激しい怒りを示した作品に感じました。暗く重苦しいので好き嫌いがハッキリ別れると思います。
■評価
★★★☆☆
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