■タイトル
プッシャー2
■あらすじ
プッシャーと呼ばれる麻薬密売人のトニー(マッツ・ミケルセン)は、出所を機に今度こそ堅実に生きようと考えていた。そんなある日、彼は知人のシャーロットと自分の間に子どもがいたという今まで聞いたことのない事実を知り、ショックを受ける。さらにトニーはコペンハーゲンの裏社会を牛耳るボスである父に会いに行くと、思いも寄らないことを聞かされ……。
■感想
プッシャーのスピンオフ作品。監督が負債返済の為に2と3が作られたようです。1の静かな緊迫感やギラギラとした殺気は感じられませんでしたが、今回もワルさ全開、哀愁全開。今回のカメラワークも荒々しさが際立っていてとても良かったです。マッツ・ミケルセン演じるトニーの苦悩を描いています。1の時にチャラチャラと明るかった頭が弱いダメ男は、2では哀愁漂う暗くドンヨリした頭が弱いダメ男。どちらの演技も優れています。良かれと思ってやった事は父親にも認めてもらえず、女にはバカにされ何をやってもうまくいかず、踏んだり蹴ったりなトニー。孤独感が押し寄せて、最後には怒りが爆発する。頭が弱いからこそあんなことをすることでしか解決できない。トニーに「自我が芽生えたこと・わずかな希望があったこと」としてはハッピーエンドなのかどうか。子供を抱きかかえて走る最後のシーンが良かったです。
■評価
★★★★☆
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