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■タイトル
羊たちの沈黙

■あらすじ
FBIアカデミーの訓練生クラリス(ジョディ・フォスター)は、若い女性の皮を剥いで死体を川に流す連続殺人死バッファロー・ビルの捜査に手詰まりを感じたFBI上司ジャック(スコット・グレン)の密命を帯び、州立の精神病院を訪れる。それは、患者を9人も殺してそこに隔離される食人嗜好の天才精神科医ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)に、バッファロー・ビルの心理を読み解いてもらうためだった。初めはレクターの明晰さに同居する薄気味悪さにたじろいだクラリスも、自分への相手の興味を利用し、自分の過去を語るのとひきかえに、事件捜査の手掛かりを博士から少しずつではあったが、抽き出すことに成功するようになる。曰く、犯人は自分がかつて手がけた一患者を想わせる、犯人は2階建ての家を持っている、最初に殺害された女の身辺に手掛かりはないか…。そんな時、捜査態勢が急転直下、変貌する。上院議員の愛娘キャサリン(ブルック・スミス)が、バッファロー・ビルと思われる者に誘拐されたのだ。また、精神病院院長のチルトン博士(アンソニー・ヒールド)も、クラリスがレクター博士と接触する理由に気づき、自分の出世欲のために、レクター博士を牢内から出し、彼の陣頭指揮の下に、大々的に捜査を始めることに協力する。やがてレクターは捜査官に最後の手がかりを語った後、隙を見て精神病院職員を襲い、まんまと脱獄に成功、姿をくらましてしまう。一方、クラリスも最初に殺害された女性の親交関係を洗ううち、犯人を確定、犯人の所在を確認したという上司ジャックの連絡を受け、自分も現場に急行すると応える。だが、クラリスが赴いた不気味な一軒家には、FBIの仲間はいなかった。しかし彼女は勇を鼓して犯人の家に単独で入る。が、ちょっとしたスキに犯人に家の奥へと逃げられてしまう。クラリスが犯人を追って奥へ奥へと進むうち、家の地下室の古井戸の底深くに閉じ込められた娘を発見、じき救出すると約束して犯人を追う。やがて入り込んでゆく暗闇。だが犯人は既に赤外線眼鏡を装着し、息を呑んで自分を捜す彼女の一挙手一投足を手中にしている。緊迫の持続。だが犯人が銃を装着する音をさせた瞬間に、クラリスは犯人の位置を確認、見事な連続射撃によって犯人を射殺する。そしてFBI訓練生の卒業式。バッファロー・ビル事件解決の功労者として栄誉の只中にいるクラリスは、いまだ行方不明のレクター博士から犯行予言の電話を受けるのだった。

■感想
心理の攻防戦、精神科医で人喰い事件で換金されているハンニバル・レクターの存在感、音楽、雰囲気、全てにおいて最高クラス。ストーリーに若干の突っ込み所はあれど、終始しっとりとしながらも鬼気迫る緊迫感がたまらない。とにかくレクター博士が全てを圧倒しています。暴れてもいないのに狂気と言わんばかりの存在感、そして天才。殺しもアナログでえげつない完全異常者。バッファロービルを追う為にレクター博士に協力を求めるFBI訓練生のクラリスがそんなレクター博士に立ち向かう。クラリスは事件解決の協力の条件として過去を語ることに。レクター博士はクラリスの心の奥底に潜むものに興味津々でクラリスを精神分析をする。クラリスのレクター博士とのやり取りでの微かな表情や心理戦が面白い。二人で話をしてるだけでもハラハラしてしまいます。最後はそのハラハラ+ドキドキ+歯痒い気持ちで息詰まる展開に目が離せなません。何度見ても新鮮味を感じる映画。アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞、主演男優賞、主演女優賞の計5部門で受賞はサイコ・サスペンスの代名詞と言っても過言ではないです。

■評価
★★★★★

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