■タイトル
ロンドン・ブルバード
■あらすじ
重傷害罪で3年間服役していたミッチェル(コリン・ファレル)は、今日晴れて出所の身となった。彼はギャングの世界から足を洗おうと考えていたが、迎えに来た悪友ビリー(ベン・チャップリン)から、住まいとの交換に借金取りの仕事を手伝うことを頼まれる。その夜、ミッチェルの出所祝いのパーティーでは、妹ブライオニー(アナ・フリール)が酔って暴れていた。盗みと酒とドラッグが好きな彼女は、ミッチェルにとって愛すべきたったひとりの家族であり、心配の種でもある。そんな中、彼はパーティーで再会した女性記者ペニーからある仕事を紹介される。それは引退した女優シャーロット(キーラ・ナイトレイ)の屋敷の雑用係兼ボディガードだった。高級住宅街にある屋敷を訪ねると、シャーロットは外にいるパパラッチに怯えていた。彼女は夫と離婚し、屋敷には他にハウスマネージャーの元俳優ジョーダン(デイヴィッド・シューリス)がいるだけ。ミッチェルは彼女を護る仕事を引き受ける。そんな折、友人の老人ジョーが、少年2人組に暴行されて死亡。墓地の手配をビリーに頼んだミッチェルは、その代償に借金取りを再び手伝わされるが、屈強な黒人男4人に襲われ、逃げたビリーの分まで殴られる始末。だがその度胸のよさに、ビリーのボスでギャングの顔役ギャント(レイ・ウィンストン)が惚れ込み、楽な儲け仕事をエサにミッチェルを抱き込もうとする。だがミッチェルはそれを辞退、シャーロットの車の運転手として彼女の田舎の別荘に同行する。束の間の静かな時にシャーロットは次第にミッチェルに心を許し、自分のことを話し始める。実は彼女はイタリアでレイプされて心に傷を負い、そのせいで女優を辞めたのだった。二人はいつしか恋に落ちるが、そんな彼らを見張るかのようにパパラッチが現れる。一方、ミッチェルを何としてでも自分の配下に置きたいギャントは、その後も執拗につきまとう。ギャントはすでにビリーを通じてミッチェルの生活を探り、シャーロットやブライオニーまで監視、そしてジョー殺しの少年たちも保護下に置いていた。女優復帰を決めたシャーロットとロサンゼルスで落ち合う約束をしたミッチェルは、ジョーダンの協力を得てギャントへの反撃を開始する……。
■感想
演出や音楽はそこそこシャレてるけど、パッとせずって感じの映画です。サクサク進むのは良いのですがそれぞれの登場人物の人間描写もハッキリせずにわかり辛くとにかく薄っぺらい。短いギャング映画ってここら辺が難しいところですね。裏街道まっしぐらだったの主人公、表の華やかな舞台で生活するセレブ、全く違うそれぞれの二人、裏社会から逃れたいのに狭い人間関係で抜け出せない主人公の葛藤や孤独、パパラッチに常に監視され思うように動けないセレブの葛藤や孤独という同じ境遇に惹かれ合ったとかなんだとか思うけど、イマイチよくわからず。執拗にギャングに勧誘してくるボス、ホームレス、サッカー少年等、もう少し深く見たかったです。終盤は、主人公も「ギャングになって一度暴走したら自分を止められなくなるからギャングにならない」と勧誘を断っただけあって、一度決めたら歯止めを利かせない。何かしらの決め台詞を言った後に殺すボスとは違い、躊躇無く次々と殺していく主人公、人物描写が少ないせいか「だから何?」って感じで興奮どころも緊迫感も無くダラッとしてる。ただ殺し殺されって展開でよくわからない登場人物のほとんどが死んでいくだけ。ラストシーンも何もかも普通というか特筆する事も無し、惹かれあってロスで共に過ごそうと約束していたセレブからは無関係を装われるし何のオチもなく、サブタイトルのラストボディーガードの言葉が必要ないくらい特に何もボディーガードしてない。結局何が言いたいのかわからず、見終わった後に漫画の「莫逆家族」を思い出しただけの映画でした。
■評価
★★☆☆☆
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