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2月1日は「フレイルの日」です





















 

みなさん、今日は何の日かご存じですか。
2月1日は「フレイルの日」です。
2020年1月に制定された、まだ新しい記念日です。
2月1日に決まったのは、「フレイル」と2(ふ)、0(れ)、1(い)のゴロ合わせだとか。
今回は「フレイル」についてお話します。

フレイルって何なん?

みなさん「フレイル」って言葉を聞いたことはありますか。
「フレイル」とは、歳をとって体や心の働き、社会的なつながりが弱くなり、「健康」と「要介護」の間にある状態のことを言います。
定期的な運動や食生活の改善など、生活習慣を見直すことで、フレイルの進行を防ぎ、健康に戻ることができます。

※フレイルは、要介護状態に至る前段階として位置づけられますが、身体的脆弱性のみならず精神・心理的脆弱性や社会的脆弱性などの多面的な問題を抱えやすく、自立障害や死亡を含む健康障害を招きやすいハイリスク状態を意味します。
「フレイル診療ガイド2018年版」(日本老年医学会・国立長寿医療研究センター、2018)
出典:厚生労働省作成 パンフレット「食べて元気にフレイル予防」

40歳代でもフレイル?!

「フレイルって高齢になってからなるもんやし、まだ関係ないわ~」と思っているそこのあなた。
実は40歳代といった働き盛り世代にも60歳代と同じくらいの割合でフレイルに該当する人がいることがわかってきました。

*厚生労働省の定める基本チェックリストに基づき、7点以上をフレイル該当とした

フレイルは早期に自分の状態に気づき、日常生活を工夫することで、予防・改善していくことが可能です。
また、正しく理解し、早くから予防に取組むことが大切です。

運動でフレイル予防

フレイルの予防には「運動」、「食事」、「口腔ケア」、「社会とのつながり」がポイントです。
今回はそのうちの一つ「運動」のお話をします。

運動すると筋肉が鍛えられ、転倒の予防につながるだけでなく、食欲や心の健康にも影響します。
将来のフレイル予防に運動は大切です。

運動が体にいいのはわかってるけどなかなかできない・・・
令和元年国民健康・栄養調査の結果でも、運動習慣の定着の妨げとなっているのは「仕事(家庭・育児等)が忙しくて時間がないこと」と回答した人の割合が約4割と最も高くなっていました。
そこで時間がない人にもおすすめなのが「階段の上り下り」です。

階段を上ると、お尻や太ももといった大きな筋肉を鍛えることができます。
また、階段を下りる時にも筋肉を鍛えることができます。

エレベーターやエスカレーターに乗る機会に出会ったら、チャンス。
「2、3階分のちょっとした移動なら階段へ」、「高層階への移動は、1階でエレベーターやエスカレーターに乗って、途中で降りて最後は階段へ」など工夫次第で階段を使ったトレーニングができます。

また、階段トレーニングで消費できるカロリーは、個人差がありますが
体重60kgの人が階段を10分
ゆっくり上ると約30kcal、はやく上がると約50kcal、下りると約25kcal消費します。
(出典)
国立健康・栄養研究所作成「アクティブガイド」


正直「こんだけ~?!」って量ではありますが、ちょっとした運動でも毎日続ける事で筋肉や骨にはプラスに。これも立派なフレイル予防の一つです。
まさに「小さな事からコツコツと」大御所芸人さんの言葉どおりですね。(笑)

エレベーターを待つ時間のイライラも、ギュウギュウの密も避けることもでき、コロナ禍の今にぴったりな運動の一つかも知れませんよ。

また、現在、アスマイルのアンケートでフレイルに関する調査を実施しています。(2/7まで)
この調査は、府民のみなさまのフレイルに関する状況をお聞きし、今後の取組みに活用し、広く府民のみなさまの健康づくりに役立てていくものです。ぜひご協力下さい。

【フレイルに関する詳しい情報はこちら】大阪府ホームページ(フレイル)


大阪府アスマイルから

アスマイル」とは、大阪府民の健康をサポートするアプリ。健康活動を記録することで健康管理だけでなく、ポイントが貯まって電子マネーが当たるなど、うれしい機能付き。