こんにちは。

展示会での質問シリーズ②です。

今日は、スプレーガンをカップ式ではなくエアレスや塗料タンクに接続した場合の設定方法についてご説明します。

 

ご質問される多くのお客様で設定が上手くいかないケースの一番は、「設定圧力が高い」ですね。

 

設定圧が高い場合は、

①スプレーパターンが広がらない

②スプレーガンから塗料が漏れる

といった不具合が発生します。

 

まず、ご理解頂きたいのは、「温風低圧塗装機の塗料の吐出圧力は0.02~0.04MPa(0.2~0.4kgf/cm2)」という事です。

 

塗料タンク(ペイントタンク)の場合は、0.1MPa(1kgf/cm2)以下でも圧力計で確認できますので、適正圧力に下げていただければ、問題は解決します。

 

エアレス機器の場合、「圧力」、「塗料戻し量」の2点を調整する必要があります。

 

「圧力」は多く機種の圧力計は0.1MPa以上から目盛りがあるので、圧力計では確認が難しくなります。

そのため、私達は「圧力計よりスプレーガンから吐出される塗料の勢い」を確認するようにお願いしています。

 

「塗料戻し量」は、塗装をしていない時に圧力が上がり過ぎないように必ず「1/2~1/4程開けて圧力を逃がす」必要があります。

これは一般的なエアレス塗装の場合、低圧タイプでも0.3MPa(30kgf/cm2)の圧力で吹き付けるため、ポンプは設定以上の圧力を供給します。そのため、「戻し(空気抜き)バルブ」を完全に締めてしまうと、引金を引いた瞬間ドバっと勢い良く塗料が噴射されてしまいますので、それを防ぐためにバルブを少し開放する必要があります。

 

【エアレス設定の内容に関する説明動画】

 

まだ細かい注意点はございますが、上記を設定して頂ければ、問題なく圧送式での塗装は出来ますので、広い面積の施工の場合は、参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

こんばんは!

春の展示会ラッシュも終わり、今週末は1か月振りにゆっくり休めそう(未確定)です。

 

さて、展示会でよく聞かれた質問をピックアップします。

今回は、「低圧エアレスと温風低圧塗装機の比較」です。

 

最近、低飛散で売り出しています「低圧エアレス」ですが、従来10MPa(100kgf/cm2)を越える圧力で吹き付けを行っていた圧力を約3MPa(30kgf/cm2)まで落として、塗着率を上げていると売り出してますね。

私も現場で見ましたが、確かに昔のエアレスより飛散は抑えられています。

とあるメーカーカタログにも「塗着率約55%アップ」とか、となると、エアレススプレーは約60%だったので、約80%になったということですね。

 

そこで質問を受けるのは、温風低圧塗装機との比較です。

当社のABAC温風低圧塗装機(旧チロン)は、検査機関で測定を行い、93.5%の塗着率の結果が出ています。

もちろん、理想的な空間ではなく一般的な塗装環境で行いました。

 

まず、塗装作業で周囲の飛散を考えてみます。

私が個人的に比較してほしいのが、「吹付圧力」です。

 

上にも書いた通り、低圧エアレスは最低圧力でも3MPa(30kgf/cm2)です。これは付着しなかった塗料ミストも塗装面に跳ね返り、近い速度で周囲に飛んでいきます。

すなわち飛散する領域が広くなると思っています。

 

温風低圧塗装機の圧力は、0.02MPa(0.2kgf/cm2)です。

低圧エアレスの1/100以下の圧力しかありません。

飛散する塗料ミストも速度が無いので、他に飛んでいけないので飛散する範囲がとても狭くなります。

 

次に塗装肌や膜厚ですが、これは一長一短だと思います。

例えば、エアレススプレーの良いところは生ネタをそのままスプレーできる事。塗料の種類やテールを引かないように圧力を上げる必要はあるものの、厚みも付きやすいので、外壁等をベタに塗るにはとても適しています。

逆に苦手なのは、エアスプレーのような細かい仕上げでしょうか。

温風低圧塗装機は、エアスプレーとエアレススプレーの間の性能を持っています。温風の影響もありますので塗料は希釈が必要ですが、ベタ塗り以外ではメタリック・パール等の塗料やエアスプレーのようなボカシ塗装等の細かい仕事も出来ますので、汎用性が高く使用が出来ます。

そのため、どちらが優れているというより使用する分野が少し変わってくるといったところでしょうか。

 

簡単な説明ですが、どっちが良いというのではなく、まずは、お客様が「どのような場面で機械を使用したいのか。」これを第一に低圧エアレス・温風低圧塗装機をお選びいただくのが一番と思います。

 

こんにちは!

レデューサーの記事を書く前に、「温風低圧塗装機」の能力に関してご説明します。

 

当社が販売している「ABAC温風低圧塗装機」は電源・消費電力の他に、「最大圧力」「最大風量」の記載をしています。実は、圧力・風量のバランスが温風低圧塗装機にはかなり重要なファクターになります。

 

例えば、「圧力が高くて・風量が少ない」機種があったとします。この場合、圧力で霧化は促進しますが、風量が少ないので、温風低圧塗装機特有の「温風効果」が少なくなり、ブロアから発生する空気の熱量が少ないので、指触乾燥時間も長くなり、凹部の奥まで霧化した塗料を押し込めないので透けも出来やすくなります。

もちろん周囲への飛散も多く、塗装面もガン肌やゆず肌が出来やすいのも特長ですね。

 

逆に「圧力が低くて・風量が多い」機種の場合、塗料の霧化が劣るものの、大風量のエアーで塗装面をブラッシングするので、比較的平滑な塗装面が出来やすくなりますが、圧力が低すぎる場合は塗料の霧化が悪くなるので、同様に満足した肌にする場合には希釈を多くする必要があります。

DIY用の温風低圧塗装機は、これに該当します。

 

当社のABAC温風低圧塗装機は、この「圧力」・「風量」の理想的なバランスを50年以上前に完成させているので、どの機種をお使いの場合でも、塗料の霧化・吐出量・温風効果が求める仕上げに対して、満足出来るよう設計されています。

エアーホースは他より太いのは十分な風量を確保するためで、この理想的なバランスで塗料の霧化を促進し、超低圧ながら細かい肌を作ります。

塗装肌も作りやすく、温風による大風量効果も十分に得られるので飛散も少なく塗装が出来る理由はここにあります。

 

皆様もカタログで製品を調べる時は、「最大風量」、「最大圧力」の両方が載っているものを参考にしてください。

特に風量の多さは温風低圧塗装機の要になります。

 

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