沖縄の働く老人が消える沖縄でひとつ気になることがある。沖縄は生涯現役をモットーに、元気に働く老人が多いことで知られる地域であるが、それにも陰りが見え始めてきているのだ。ある人の那覇暮らしは15年目(2010年現在)に入るが、この間、目立ってというか、急速に姿を消したものがある。日常食品や日用雑貨をあざ商う家族経営の小規模売店のことで、その昔、町村が合併する前の区画には必ず1~2軒あった。今では見かけなくなった。その代わり、富裕層が使う別荘や施設が多くなった。