俺が求めてるものも、そして恐らくお前が求めているものも、
この世界のどこにも存在しないんだ。恐らくは。
それを欲するならあとは死ぬしかないわけ。死してなお存在するかわからないわけ。
それが俺たちの有する絶望ってやつだよ。そして誰もが抱く絶望なんだよ。
果ての無い絶望に、果てを見る為に俺たちは生きているわけ。
何処までも終わらない絶望に対して絶望する俺たちに、救いがあるかどうかわからないこの世界は
何処までも残酷で何処までも優しいんだよ。
それを理解した上で進むかどうか、決めなきゃいけないんだ。俺たちは。
そこから先は簡単な話だよ。絶望を認識したうえで絶望するか。
絶望を認識できずに絶望していくか。それだけの違いだ。
俺は絶望と向き合うと決めた。この世界は終わっていて、始まってすらいない。
絶望はいずれ希望と向き合う為に必要な通過儀礼なんだ。
絶望を見いださない者は希望を見ることもできない。
希望を見いだそうとする者はまた、絶望しないわけにはいかないんだ。
残酷で優しい世界を、まずは認識することが必要なんだよ。
そこから初めて、始まるんだ。
そこから始めるんだよ。
