みなさん、こんにちは。
コウイチ先生の本日のレッスンです。
テーマは「バイエルをぶっとばせ」です。


「バイエル」
もちろん有名な子供のためのピアノ教則本の
あのバイエルです。
自分も子供時代は格闘していました。


フェルディナント・バイエル…
ドイツのピアニストであり作曲家。
バイエル教則本は1851年ごろ発行されたもので、
子供など、主に初めてピアノを練習する者を対象にしてます。
この本が日本に紹介されたのが明治13年、
やはりというか、アメリカ人によって日本に紹介され、
まさに日本のピアノ入門の教科書になりました。

でもこの教則本にこだわっているのは、
世界的にみても日本と韓国くらいです。
日本では未だに保育士試験・教員採用試験では、
バイエルが課題になったりしてます。


自分が当たり前のように
「バイエル」をやらされていた時代から
30年以上経っています。
最近の楽器店をのぞけば、
初心者用の教則本は何冊も出ています。
またピアノを習う子友達もそしてその親も、
色々な思惑の中で、レッスンを始めます。
先生も誰にでも自分のスタイルを進めるだけでなく、
生徒ひとりひとりをよく話しをして、
先生自身が自分のレッスン方法を
見直す必要もあると思います。


そこで生徒さんにアドバイスですが、
先生が薦める教則本に拘らずに、
習い始める前に、ぜひ一度楽器店に行き、
ピアノの教則本コーナーに寄ってください。
そして、もし気に入った教則本があれば、
生徒さんが教則本を決めて、
先生に相談してみる、それもありだと思っています。


私自身がお薦めする教則本ですが、
まず右手、左手の練習バランスがとれているもの、
すぐに両手で弾く曲が掲載されているものが
良いと思います。
また、色々なキー(調)で弾くという事を
わりと早い段階ですすめているもの、
そしてページレイアウトの優れているもの、
…見やすいという事も大切です。
これらが教則本のお薦めポイントになります。
ぜひ参考にしてください。