9月30日(水曜)22:00すぎ、アンテナショップをクローズしました。

最終日は、夕方から人が増え始め、商品もだいぶ少なくなりました。


大陸貿易さんの鯖江のメガネは、出荷数が少なくレンズの問題もあるため、

売れこそしなかったものの、かなり興味をもたれるお客様が多く、今後、ロシアでの流通が

待ち望まれます。デザイン的にも品質的にも、おしゃれなモスクワの方々に大変好評なようです。


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最後の二日で完売する商品が続出。どんどん商品が出ていくのは気持ちのいいものです。

それだけ、多くのロシア(モスクワ)の方に、日本製品を身近に置いていただき、使っていただけるのですから、

はるばるロシアまで商品を持ってきたかいがあるというものです。


スタッフたちもさすがに疲労の色が見えてきましたが、商品販売とともにモニタリングにも余念がありません。

そんな中、朝から夜までアトリウムに入り浸り、昼も夜もアトリウムのフードコートで食事とっていた私たちに、

ロシア人スタッフからのちらし寿司の差し入れです!しかもポテトサラダ付き!ちらしにはいくら乗せです!


ロシアの方は手作り料理は一般的な習慣のようで、とても家庭的。だから、テーブルウエアもよく売れるのでしょうか。この方はお茶や生け花もたしなまれるくらいの日本びいき。10日ぶりのコメ食・日本食に感激です!ありがとうございました。



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最後は、7日間のアンテナショップのいよいよクローズです。

在庫チェック、お金チェック、さっそく片付けなどどんどん進めていきます。


下記写真は、スタッフ写真。シフト制なので全員ではありませんが、

7日間、本当にありがとうございました。せっかく、充実した研修やどんどん向上する接客など、

たった7日間で終えてしまうのが惜しく感じられました。

チームモスクワアンテナショップの皆さんには、是非、これからも日本のことに関心を持っていただきたいと思います!

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そして、このブログをご覧いただいた皆様、短い間ではありましたが、どうもありがとうございました。

東京スタッフも無事帰国致しました。

もっと、たくさん書きたかったのですが、毎日、お店が終了後、ホテルに戻ってからの作成になってしまい、

時間的にも制約があり、少しづつのアップとなりました。少しでも、現場の雰囲気をお伝えできていれば幸いです。


引き続き、報告書の作成を頑張ってまいりますが、個別にお問い合わせなどございましたら、

いつものご連絡先までよろしくお願い致します。


お読みいただきありがとうございました。


(中)


※本ブログの内容は、現地状況を速報的にお伝えするために、現地に出張している担当者の
 私見を書いたものであり、弊機構の正式見解ではありません。あらかじめご了承願います。
 正式な報告は、後日作成予定の報告書をご参照願います。


★細尾さんのクッション 


当初、価格面で手が出ない方が多く、なかなか出なかったのですが、

ついにご購入いただきました。女性のお客様が細長い琳派クッションを二つまとめてお買い上げ。

家がお近くということで、後日、どうやってご自宅で使われているか、見せていただきました。


なるほど、琳派クッションが、まったく違和感無く溶け込んでいる素敵なお部屋です。(下記写真)


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                 モスクワアンテナショップのブログ   ブナコさんのボウルもご活用です。



最終日にも、京都に旅行で行ったことがあるという女性が買ってくださいましたが、

全般的に、やはり、クッションとしては高いということで、価格がネックのようでした。

しかし、デザインは、大変好評でした。


★アキさんのd-torso 


 初日に20代男性が、彼女へのプレゼントとして、”しゃんぺんぎん”を買ってくださいました。

 ロシアで、まだ一つしかないプレゼントですから、きっと、素敵なプレゼントとなることでしょう。


 しかし、全般的には、予想に反して苦戦しました。

 コンセプト的に面白いが、高いというのが 一般的なご意見でした。

  

 また、概して、男性のほうが興味をもたれることが多いようです。

 このアンテナショップは、はからずしてですが、

 お客様のほうが多いようで(アンケート集計ができていませんから直観ですが)

 女性は、面白いわね・・・とは言っていただけるですが、なかなか購入につながりません。

 写真の女性お二人は、知り合い男性へのプレゼントとして、ご購入いただきました。

 
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★木村さんの人形


第一号でお知らせしましたが、その後もコンスタントに出ています。

まず、招き猫が完売しました。二つ揃えてご購入というかたもいたので、はやくなくなりました。

こちらでは、名産のマトリョーシカが500円前後から手に入るのですが、こけしの値段(当初1300ルーブル)は

安くはなかったようです。


  (参考:マトリョーシカ)

     
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しかし、お預かりしたカタログに釘付けのお客様多数。皆さん、日本的なものやユニークなものがお好きなようです。



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 ※写真は、先ほど、細尾さんのクッションを買われた女性の家で、早速、インテリアとしてお部屋に飾られてい  

  ます。それにしても、日立製のでっかい液晶テレビがとても印象的です。



★井助商店さんの独楽と手鏡


  独楽は連日少しづつ出ていくのですが、手鏡が苦戦です。

  価格が少し高いのと、鏡はコンパクトを使うので、片手鏡はあまり使わないというかたもいらっしゃいました。

  むしろ、鏡を入れるきんちゃく袋に人気が。袋だけ売ってという方までいて困りました・・・。


  ※きんちゃく袋のように、日本的文様には関心が高いようです。風呂敷やゆかたが欲しいという方も

    いらっしゃいました。ロシアでは、まだまだティピカルな日本のイメージをお持ちの方が多いようです。    


  小物類は、日本的なものがわかりやすいほうが好まれるようです。独楽も当初はなかなか分かってもらえま   

  せんでしたが、販売スタッフがいろいろ説明を工夫してくれて、面白い!と思った男性も購入していく方が

  いました。


 
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        ※井助さん、木村さん、アキさんの小物商品は、主にカウンターに展示。

         思わず、もう一品というかたもいらっしゃいました。



★シラカワさんの家具


 デザインや色合いが重厚感があって良いという方多数です。

 ただし、やはりすぐに高い買い物の決断はできませんから、 簡単には売れません。


 また、モスクワ市内の住宅事情から、それほど広くないアパート・マンションに住んでいる方が多く、

 もう少し小さいサイズはないのかと聞かれる方もおられました。

 家具ということもあり、じっくりと考えたいのか、カタログや販売店を尋ねられる方もおられました。

 

 
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★エコマコさんのワンピースドレス


フジテレビのニュースでも取り上げられましたが、

エコ素材ということで、お客様も関心を持っていただきました。


オリジナリティがあって素材が良いとい方も多くいらっしいましたが、

お値段が高いのと、季節的にこれから冬に向かうので、

ドレスはちょっと、というかたもおられました。


デポジットを預けて御試着された方もおられましたが、サイズが合わずに残念でした。


ストールは、素材と質感、色合いを気に入ってくださり、ご購入いただいた方がおられました。



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★菊池さんの障子スクリーン


皆さん、関心は高いようですが、値段を聞いてびっくりというかたが多かったように思います。

色やデザイン的には、枠が自然素材のもの(Asagao)よりも、枠を塗ったMomiji や Mizukiri のほうが

おおむね人気があるようです。


色やデザインは個人の好みでしょうが、シラカワさんの重厚感のあるテーブルセットへの支持があるように、

ロシアの方の家具類への好みの傾向の一つなのかもしれません。


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最終日、Mizukiri を 女性経営者の方にご購入いただきました。

ありがとうございました!  (※購入者は写真の方ではありません)



★ブルーウエイさんのジーンズ

 ジーンズは、なかなか苦戦続きです。

 ブルーウエイさんのジーンズは、デザインもよく質が良いというかたもいますし、

 値段が高いというかたもいます。

 先日のレポートでも書きましたが、モスクワでは、このアトリウムの中だけでも、

 価格帯も様々で、競争も激しいため、選択肢がかなり豊富にあります。

 若者層、中間層、富裕層、それぞれ、許せる価格帯も違ってくるのだと思います。

 

 アンテナショップ期間中にオープンしたリーバイスショップも、

 商品ラインナップの豊富さから、手探り感がうかがわれました。


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以上、ご報告です。


(中)



※本ブログの内容は、現地状況を速報的にお伝えするために、現地に出張している担当者の
 私見を書いたものであり、弊機構の正式見解ではありません。あらかじめご了承願います。
 正式な報告は、後日作成予定の報告書をご参照願います。

今回は、食器系カテゴリーについてのご報告です。


 
★ブナコさんのボウル

 きれいという反応をいただきつつも、値段が高いというのが皆さんの反応。

 黒が先に売れました。

 自然色の風合いのほうは、質の高さを認めつつも、

 皆さん口を揃えて、”IKEA" というキーワードが出てきます。

 単純に、比べられないのですが、北欧が近いロシアでは、IKEA製品の浸透は

 日本以上のものがあります。

 ブナコさんのボウルだけでなく、クッションや、ランチョン、お皿なども、

 特にシンプルモダン系のデザインのものは、価格面で比較されてしまいます。


 ですが、皆さん、必ず目にとめて、思わず手に取ってしまうのもこの商品。

 きっとお好きなデザイン、風合いなのだと思います。

 

  
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★テオリさんのナッツボウル、鏡


こちらは、ナッツボウルの黒がなかなか出ませんでした。

“竹”という素材に皆さん驚きのご様子。


老若男女を問わず、”かわいい”という反応。

若い人もデザイン的には好きだということでしたが、やはりネックは値段。

特に若い方は、”手が出ません”とのことでした。

 
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鏡は、下記写真のレストラン経営者の紳士が、気に入って買ってくださいました。


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★深山さんのイゾラ


 皆さんの反応は、 小さい、浅い、高い、他の色がいい、といったものが多かったように思います。

 こちらも、IKEAはライバルになってくるようです。

 

 ロシアの方は、ソースなどの調味料を、たっぷりと使うため、例えばお寿司や刺身のさらでも、

 お醤油に水浸しにしてつけて食べるそうです。

 そのため、ソースがこぼれそうということで、皆さん、小さい・浅いという感想が多かったようです。

 でも、気に入られた方はまとめ買いの方も多く、最終日には完売致しました。


 深山さんの商品ラインナップには、深いものも、白以外の色もたくさんありますから、

 今回のモニタリングを結果を踏まえて、他の展開商品を検討していただけるかもしれません。

 
  

※写真の男性はとても気に入って買ってくださいました。   

   ちなみに、写真の販売スタッフは、当店のツートップの女性二人です。

    偶然、同じ名前だったjのでずが、とてもフットワークがよく、よく気がついて、

    お客様への商品説明も丁寧なので、途中から、二人を前面に出しました。

    本当によく頑張ってくれました。


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★廣田さんの切子グラス

 
   大正浪漫硝子は、珍しい柄のようで、コンスタントに出ていました。

   しかし、江戸切子タンブラーのほうは、チェコグラスやロシアの伝統的なグラスにも、

   似た風合いのものがあったそうで、なかなか鈍い動きとなりました。


   大正浪漫硝子は、二つ以上揃えて買われる方もあり、写真の方も大変お気に入りのようでした。


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★三宅さんの酒器



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   酒器は毎日コンスタントに出ていましたが、リーズナブルな値段設定の割には、

   予想より動きが鈍く感じました。

   お客様のお話では、ひとつは、すでに同じような商品がロシアでも売っていて目新しくないこと、

   また、酒器ということで用途が限定されえることなどが原因のようでした。

   

   今回、われわれは市内の陶器店や和風食器のお店などには時間がなくて寄れなかったのですが、

   中国製などの、和風的な商品がたくさん売られているとのお話も聞きました。

   

   また、これは、日本料理店経営者の方のお話ですが、お店で使うには徳利が少し大きいとのこと。

   お客様に出すときは、300㍉程度で出すことが多いので、もう少し小さい徳利を使っているそうです。

   こちらは420㍉ですから、300㍉しかいれないと、少なく感じられてしまうかもとおっしゃっていました。

   もちろんお店によって違うのかもしれませんが、こちらも貴重なご意見でした。


しかし、最終的には無事完売!日本的なよさを手軽に手に入れることができるということで

   好評だったようです!


    

  ※ちなみに、深山さんのイゾラ、三宅さんの酒器、廣田さんの大正浪漫硝子と、

   添島さんのいぐさランチョンの相性がよく、途中から写真のような陳列をさせていただき、

   相乗効果でお互いが出ていきました。当初、添島さんのいぐさランチョンだけを並べていたのですが、反応が今一つだったため、

   こういった組み合わせで陳列させていただきましたが、お互いの商品のよさが引き立ったようです。

   




以上、ご報告でした。


(中)


※本ブログの内容は、現地状況を速報的にお伝えするために、現地に出張している担当者の
 私見を書いたものであり、弊機構の正式見解ではありません。あらかじめご了承願います。
 正式な報告は、後日作成予定の報告書をご参照願います。