少し嫌がる父を乗せて夕方6時。
耳鼻咽喉科にむかいました。
一緒についていくと言っても1人でいけると言う父。
仕方なく、近くのショッピングセンターに
車をとめて待つことに。
その時はまだそこまで大変な事態に
なっているとは思わず
新しく薬を貰えれば良くなるだろうと思って
一緒に行っていた次女と
ショッピングモールを見ながら
美味しい物でも買っていこうか。と
楽しい気分で過ごしていました。
しばらくすると。
向こうから歩いてくる父の姿が見えました。
表情は暗く、手に封筒を持って。
「鼻からカメラを入れた。紹介状をかいてもらったから週明けに総合病院に行くわ。」
その時の様子は1年たった今も
忘れられない光景になりました。
しかし、まだこの時は不安もありましたが
何か炎症や膿ではないかと思い
命を脅かすほどの病気ではないと
思っていました。
多くの人が思う
まさか自分の大切な人が癌になるなんて‥‥
の気持ちが強かったのだと思います。
そして、このとき父がかいてもらった紹介先を
総合病院にしたことを後々
後悔することになりました。
総合病院とほぼ同じ距離にある
大学病院に紹介状を書いて貰っていれば
もっと早く手術が受けれたかもしれません。
あの時は手術まで1分1秒でも争う気持ち
でしたので悔やむ気持ちが強かったです。