
話題のフェルメール展を観てきた。『牛乳を注ぐ女』は、あまりに有名で、本やポスターで何度も見て、やはり光にあふれた画面に引付けられる。展示では、まず、解説のビデオがあり、遠近法やポワンティエの技法を紹介されており、次の部屋が『牛乳を注ぐ女』だけの展示室になっていた。絵に対面すると、なんだか記憶にとどめようとしすぎて、期待も膨らみすぎていて、直後は「観た」という感想しかなかった。上手に観れなかったなとも思うが、実物からは、明暗のコントラストを強く感じたし、落着いて存在感の有る青も印象に残った。
オランダの風俗画は暗いトーンで温かい色合いで小さいと感じた。小さいながらも細部まで描き込まれていて、花や食器なども人物と同じだけ力が入っていて、職人的である。モチーフも、呑んだくれのおっさんや、家事をする女性や、普通に暮らしていそうな人達だし、場所も室内が多く、当時の生活・服装がわかって面白い。
中でも気に入ったのは、ヤーコブ・マリスの『窓辺の少女』と、クリストッフェル・ビスホップの『日の当たる一隅』だ。茶やオレンジが美しい。後者は水彩ながらも色がしっかりと置かれていて、テーブルクロスに当たる光がとても心地よい。
場所:新国立美術館
期間:2007.9.26-2007.12.17







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