市役所の「おみおくり係」を担当している牧本壮。
所謂孤独死をされた方を火葬し、無縁墓地に納骨するのが彼の仕事だ。
彼のデスクの下や棚には遺骨が所狭しと並んでる。
掃除係に文句を言われても、牧本が遺骨をなかなか無縁墓地に納骨しないのは、遺族の気持ちが変わって引き取りにくるかもしれないから。
そんな牧本は、ただ火葬して納骨をすれば終わりの所を、故人に寄り添い、何と牧本の「自腹」でお葬式まで行なっているのだ。
空気が読めない、人の話を聞かない、なかなか心を開かない牧本だが、ちょいちょい人に迷惑をかけながらも自分の仕事に真剣に取り組んでいた。
彼から恐らく1番迷惑をかけられているであろう刑事の神代から一本の連絡が入る。
事件性がなく孤独死と判断されたご遺体については「おみおくり係」で受け入れているからだ。
早速ご遺体のある住所を聞くと、それは何と牧本が住んでいる団地だった。
ご遺体の生前の名前は蕪木孝一郎。牧本は早速いつものように親族に連絡を取り始める。
ある日、新任としてやって来た福祉局局長が自分の荷物を仕舞うべく局長室のキャビネットを開けると、なんとそこには沢山の遺骨が!
勿論、誰がそこにしまったのかは直ぐに分かります。
呼び出された牧本は局長に蕪木孝一郎の件を話すと、それを「おみおくり係」最後の仕事として係の廃止を告げた。
こうして、牧本は最後の1人、蕪木孝一郎の人との繋がりを彼のいつものルールで調べに行く。
ネタバレなしであらすじは以上です((*´∀`*))
自分で前もって買ったお墓で満足気に寝っ転がる牧本。
赤ちゃんの匂いを嗅ぐ牧本。
スーツについている汚れが赤ちゃんのヨダレだと気付き、もう一回ジャケットを羽織って赤ちゃんを抱いている時の事を再現して微笑む牧本。
蕪木孝一郎の娘さんとのやり取りで「ふふっ」と笑う牧本と娘さん。
出してもらった紅茶が美味しくて、出してもらった時と同じメーカーのティーカップまで用意して家でも紅茶を飲んでみる牧本。
故人の過去の話を聞いて、考えがあって故人と同じ様に、物は違えどトロフィーにオシッコをする牧本。
料理をお皿によそって、ちゃんと座って夕食を食べる様になる牧本。
故人が所有していた携帯電話に残っていた写真が何故撮られたのかを感じとる牧本。
カメラを買ってみる牧本。
ああ…牧本のカワイイが止まらない。蕪木孝一郎の娘さんも良い((*´∀`*))
2人のやり取り、良い!((*´∀`*))
今までもこうして故人の事を調べて行きながら、牧本自身が少しずつ変わっていたのかもしれません。
空気が読めない、人の話を聞かない、なかなか心を開かないと言っても、故人に関する事はどんな事でも真剣に聞く。
係の廃止を告げた局長が、「何で葬式までするのか?」「故人の思いなんてないだろう。」など言いましたが、牧本の中では故人の思いもちゃんとあるのでしょう。
牧本自身が独身で孤独死の可能性が高いからかもしれませんが、それでも思いを大切にする純粋な心をもっている。
だから、牧本の事を理解してくれている人もいるし、迷惑だと思っていても根負けしてしまったりもする。
観て良かったと思える映画でした。
☆死刑にいたる病☆の阿部サダヲさんが鮮明に記憶に残っているところに、この牧本ですよ。
大満足((*´∀`*))
さて、ここから下はガッツリ私個人の話になります。
自分の過去から現在の状況上、起こり得る事を書くだけなのですが、孤独死についての内容です。
重いっちゃ〜重いでしょうから、重い話を読みたくない方は…逃げて!!((((;゚Д゚)))))))
冒頭から直ぐに、私はガッツリ該当者になるだろうなって。
親族は存在しているけど、小学生の頃に親が離婚してから一切連絡のやり取りもない。
だから、私の死後に関する様々な事をどうこうしてくれる様な親戚もおらん。
でも、この映画の様に調べて連絡をするだろう。
私本人が、「一切交流がないので、連絡しないでください。」と書き置きを残したとしても、連絡は行くのだろう。
かけたくは無いが、確実に全く関係ない方々にご迷惑をかける可能性が高いのだ。
自分が希望する人生の幕引きの理想はあるのだけど、まぁ実現するのは無理がある。
理想に近いものはスイスにありますけどね。
どうしたら、「迷惑」ではなく「最小限のお手間を掛けさせる程度」に済ませられるのか?考えてはいるのですが、お上にお耳を拝借出来るレベルまで仕上げられないんですよ。
同志を募るレベルにすらなってない。
この問題とのお付き合いは、まだまだ続きそうです🤔
もし、最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、より一層の感謝を申し上げます。