いつも友達がいない~と、週末はヒマそうにしている我が家の大黒柱さんが、珍しく今週はソワソワしていた。
しかも二週間前くらいから。

若干ウザいくらい張り切っていたのには理由があった。


高校卒業と共にヘルシンキへ出て、始めの頃は週末に彼等と出掛けるのが当たり前だった。
しかし、友人たちが結婚・出産すると共に、皆ヘルシンキを離れてしまい、ずーっと疎遠になってしまい、今回大変久しぶりに、中学・高校時代を過ごした地元て、数年ぶりのボーイズナイトが開催されたのだ。


ボーイズナイト?今更?どうせ飲み騒ぐだけなんでしょ?と思って理由を聞いてみると、仲間内で一番最初に年上バツイチの子連れエストニア人(しかも超美人)と結婚、しかも仲間内で一番最初にパパとなった主催者が

「離婚おめでとうパーティ」

を主催したらしい。

しかも、彼は大変なぐうたらで、自分からは外に出ていかない、ドギツイものぐさ君だったのである。

始めは何故、こんなものぐさな彼がパーティをするのかもひた隠しにしていたようだが、一週間前になってやっと理由を発表したのだ。

いや、正確に言えば、理由が「バレちゃった」のだ。

そうだよね、大の大人が、突然地元へ舞い戻り、何故か奥さんと子供たちが一緒ではないとなれば、バレるのも時間の問題だった訳です。


あ~狭い世の中。


そんな経緯で、久々に私の友達ではなく自分の友達から、パーティの招待を受けた、我が家の大黒柱様。

昨日は嬉しそうに二日酔いの頭のままBBQ用の豚肉を2時間かけて煮込み、味付けに精を出し、終始ご機嫌で片付けも忘れて出掛けていきました。


しかし自分の離婚を祝うフィンランド人…(しかも主催者は本人)。

離婚後は、あんなに嫌がっていたフェイスブックにも登録したみたいで、こんな君ならまだまだ終わりませんよ、って思いました。
いやこれ本気で、すごくユーモアのある人だから、これからもいい出会いがあるといいね。

奥さんの方は、私が願うまでもなく、これからも普通にモテ続けると思います。
次はもっといいパートナーな見つかるといいね。


しかし何故この国は誕生日パーティも子供生まれておめでとうパーティも、離婚おめでとうパーティも、主催者は自分なんだろうね?


サプライズとかそういうの、一切ナシなのね。


私は息子と二人で仲良くのんびりしております。おほほほほ。


ではまた後程。