2024/09/30

9月も終わり花芽の出芽もほとんど確認され(現在開花予想鉢の9割)、私の場合十数年前より支柱をしないので、盛んに伸び始めた花茎の成長が妨げられないように注意しながら、開花を楽しみに待っているところです。例年によると残りの花芽確認漏れや出芽は数鉢程度と思われるので、今年の花芽出芽傾向をまとめてみた。グラフは5日間に新たに確認された花芽数を8月1日からの経日変化として表したもので、毎日観察しているわけでもなく、また確認しやすい花芽としにくい花芽(特に袴内の花芽は確認が遅れる)があるのでかなり緩いデータだと思います。年によってだいぶ様子は異なるが、8月に始まり中旬に最盛期を迎え9月中旬にほとんど終わる傾向は変わらないようです。なお、以上のことは私の蘭舎でのデータであって、成育状況や花種が変われば出芽傾向も異なると思われます。

2024/09/25

我が家の寒蘭の主な作業は定期潅水(原則4日又は冬季の7日毎)を除くと、春(2・3月)と秋(9月)の植替→置肥→消毒サイクル、夏(6月)の置肥→消毒および年2回(春・夏用)の遮光変更とあまり手をかけていない。先日秋の植替前半と置肥が終わったので1昨日秋の消毒を行った。例年通り、スプラサイド2000倍とトップジンMゾル1000倍の混合液をジョロで灌水するだけで簡単です。蘭鉢だけでなく蘭舎内全体に行き渡るように灌水し、蘭舎の外下周りも忘れずに消毒している。なお、消毒後数日は蘭舎に入れないので、盛んになっている花芽の伸びや新葉が妨げられないように、消毒前に蘭株を整理している。前掲のようにスプラサイドが製造中止となり残り少なくなってきたので変わるものを求めて、2年ほど前より蘭棚の一部2箇所でスミソン2000倍を試しているが、今のところ蘭株の成長・新芽出し・開花などに大きな変化は見られないようです。なお、各々の蘭株の消毒としては、新規来棚時の2時間程度のトップジンM溶液浸しが有り、さらに防虫対策としては、網戸用防虫ネット・捕虫リボン・アリの巣コロリが加わっている。

2024/09/21

9月も20日を過ぎ寒蘭の花芽出芽もほとんど終わり、現在開花予想鉢の9割ほどで花芽確認され、残りは確認漏れなど数鉢を残すのみとなり、盛んになった花芽の伸びが妨げられないように注意しながら、開花時期の来るのを楽しみに待っているところで、現在認定されている最後の優等生を掲載します。

この寒蘭は16年ほど前、薩摩の趣味者の方を訪れた時、白黄色の弁と赤ベタ舌の花姿に惹かれバック吹かし2条の分株を譲っていただいた。王妃坪のベタ舌種で黄桜とのことであった。4・5年後花が咲き始め、毎年鮮やかな紅色花茎に赤舌の白黄花を賑やかに咲かせ愉しませてくれる。なかなかベタ舌にならなかったところ、数年前からその時見た花に近いベタ気味花容での開花となり、昨年も10花を賑やかに付けて、37番目の優等生に追加された。また、この花の蕾の花容は、2枚目写真のように開花時にも増して特色ある趣を呈する。

多くの寒蘭花種の中で縁あって蘭舎の仲間になり、我が家の雑な成育環境の中で厳しい条件「原則として、毎年新芽と花芽を出し成育良好で、自然の状態(支柱無し・花姿整形無し)で5〜9花程度の花を5年以上連続して綺麗に咲かせていること」を満たし、現在我が家の寒蘭優等生に認められているのは以上の37花です。今秋末の開花で更に優等生になれる花が増えることを期待しています。