最近、バイト先で新しい新人がやってきた。
少し黄色がかったセンターパードに、キラキラと輝いている銀時計を左手首にはめている。
それに、自分と同じ大学生はずなのに、
スーツを着ているからか、ホストっぽい雰囲気を出している。
その子を見た瞬間、
あぁ、女子はああいう男子が好きなんだろうな、と思った。
ほんと、自分でも呆れるくらい、
先輩として軽く見られないように身構えることもなく、
潔く諦めていた。
つい先日センターパードにし、
珍しく周りに褒められたからと、浮かれていた自分を私は恥じる。
フフ。さらば、花びらのように砕け散った、私の久しい自己肯定感。