13.June.2016

再発手術のため入院しました。
2年前初発の手術のために入院した時と全く違う気持ちで向かった本館4Fは、全く何も変わらない風景でした

なのに、前とは全然、全然、全然チガウ。今日は個室が満床のため、4人部屋だからなのか?それもあるかもだけど、違う違う
この2年で癌、卵巣癌というものを経験し、勉強し、理解しての入院だからです。

色々よーく見える。
デイルームで集う人々、
せわしなく行き交うナースたちの表情。

そして、入院の暇な時間をどう快適に過ごそうかと、あれやこれや詰め込んで、荷物が多い始末なわたしも^ ^

はじめての入院の時は、何にも余裕がなかったなと、ガチガチ。改めて感じました。

主治医からの術前説明も、説明を聞くだけではなく、質問なんかもしちゃって、こちらが勉強していると、主治医も答え甲斐があるのか、より丁寧に話してくれて、親の感想も前回より分かりやすい説明で満足だったようです。親にも色々学習させてしまったんだなT_Tごめんね。

手術を明日に控えた心持ちは、前のが肝が座ってたな。度胸があったわけじゃなく、無知のためです。怖くなかった

今は、硬膜外麻酔を入れる際の悶絶、術後の長い夜、喉の渇きの辛さ、硬膜外麻酔を押しても効かず、何回も意味なく押した眠れない夜。など、考えるだけで怖い~

と余裕があります^ ^


そして、わたしがとっても気にしてること、それは髪です
手術用のセットの中に、帽子にメモを貼り付けました。「手術室を出る際は必ずこの帽子を被せてください」と

どうしても親に髪のない姿を見せれなかったから、これだけは~と気にしているのです^ ^

髪はね、ちゃんと生えた。実証済み。
うねうねだったけど、まっすぐになるもんだな!と保証付。

大丈夫だと思ったんだけど、
思った以上に悲しい気持ちに動揺しました。

前の時に最初疑問に感じてた、なぜ医学は進歩しているのに、こんなやな副作用を抑えることはできないの?
この疑問はやがて、かわりました。
お医者は
髪が抜けなくなる開発に時間を使ってる場合じゃないんだな!
そんな時間があるなら、もっと癌をやっつける薬の開発を!なんだなと納得したのです。

だけど、ここにきてこのダメージは免疫力下がるわーT_TT_TT_Tと。
大きい溜息とともに、新しいウイッグをネットでポチり(これはワクワクするのだけどね^ ^)

だから思ったの。
視点が変わっても同じ景色もあるんだね、と

だけどね、大きく違った景色もここにはありました!
今日の入院を知ってくださった同病の方からのエールをたくさんいただいて、こんなに心強いことはありません。

これは2年前とは全然ちがう、
格別の景色ですうぷぷぷ