「そして・・・霊媒師が言ってたんやけど・・・」



旦那は、超まじめな顔で言い始めました


「とりあえず、一度離婚して、半年してママちゃんに相手が


出来なかったら復縁すれば良いって・・・」


「はぁ~?」


「今の結婚が悪いんだから、半年後に結婚しなおせば


子供も出来る可能性が上がるし、不幸も起こらなくなるって」


「何それ?!」



バカじゃない?!


バカじゃない!!



どこに復縁を前提に離婚する夫婦がいるの



別れてみたけど、やっぱり元の鞘に収まって復縁


とか気持ちの変化があってなら理解できるけど


離婚しなくても良い状態で離婚して


半年後に復縁?!



ちゃんちゃらおかしいわ!!



「悪いけど!私は無理!離婚するならキッパリ別れる


わざわざ復縁を前提に離婚するとかありえん!


そうじゃなくっても独身生活の方が生活を楽しめてたのに


離婚したら、あんたとも他の男とも結婚なんかする気に


なれんわ」


「離婚するなら離婚!復縁するくらいなら離婚しない!


どちらかにしてよね」



離婚して別居するのに金と労力を使い


半年後には元になんて戻れません



どうせ、旦那に対しての気持ちは「愛情」ではなく


「情」のみになってしまってるし、離婚するなら


私の人生からスッキリ!キッパリ!と出て行ってもらいましょ!



「ちなみに離婚するのは良いけど、うちは借金まみれやで!


私は5年後を見据えて家計を考えてたからね」



そう・・・我が家は経済的に極貧状態なんです


月々、家のローンと旦那が無職時代に生活の為に作った借金とを


返済しながら旦那の浪費分まで抽出し、貯金さえ出来ない状態



5年後は旦那の無職時代の借金が殆ど無くなる


今、我慢すれば5年後からは老後の蓄えをしつつ


少しは余裕がある生活が出来ると考えてたんですよ




離婚後、私の安月給でこの借金の半分を返済していくのは、


到底無理!



それは離婚を視野に入れて数ヶ月前から計算して出た結論



安月給の職場に付いたのだって


元はと言えば旦那の我儘のせいなのに・・・



以前の職場は早く帰っても20:00頃


とても忙しい時期は深夜2時を過ぎて帰宅し朝6時には出社


家の事等、中々出来なかったし・・・


旦那にしてみれば何より一緒に居る時間が少ない事


手料理の食事が中々食べられない事が嫌だったのでしょう


そんな大変な仕事辞めてしまえ!


って怒り狂って・・・


いつもコンビニ弁当で食事を済ませ、お互い顔を合わせるのは


寝顔だけ・・・の日々が続いていたので、私も申し訳なく思い


私の仕事をキチンと引き継いでくれる人材が育ったら


仕事を辞めると約束し、旦那の為に会社を辞めた



こんな事になると判っていたら、以前の職場は辞めなかったよ


良い人ばかりだったし、仕事の割りには給料安いけど


遣り甲斐があって楽しい職場だった


今は、遣り甲斐のない、責任もない、残業もない職場


家事をしながら働くには丁度良い職場環境ですわ



きっと旦那も離婚を考えて・・・その辺は思案したんだと思う


「ママちゃんの収入でお義母さんもいて生活は苦しいよね・・・」


「はい・・・今でも苦しいですから・・・」



それから、旦那との生活費、借金の分担等の話し合いに


突入する



それは、必然的に離婚するための話し合い


という事・・・


離婚するか 


離婚しないか


ではなく


離婚後、お互いが生活していく為に


どのようにすれば良いのか


と、いう話し合い


いつの間にか、離婚に対して


お互いが合意していたのだ



つづく・・・