『第9地区』

人類、立入禁止。

◎オススメ度

★★★★★（すごい面白いからDVD買ったら貸すよ！）

◎こんな人にオススメ

・SF好きな人

・宇宙人系好きな人

・アクション好きな人

◎こんな人はやめたほうがいい

・キモいの無理

・細かいことが気になる

・B級なノリはムカつく

南アフリカの宇宙人難民キャンプ＜第9地区＞を舞台に宇宙人と小役人が色々する話。

＜南アフリカ＞で＜難民＞を扱っているということで、社会派SFドラマ的な作品と思われがちだが、

実際観てみると社会的な要素はかなり薄い。

もちろんバックボーンは社会派SFドラマなのだが、

ドキュメンタリー風で、笑いあり、涙あり、派手なアクションありとごちゃ混ぜエンターテインメント作品に仕上がっている。

　　　　　さんぜんまん㌦　　　　　　　　　　さんおく㌦

制作費$30,000,000（『アバター』は$300,000,000という噂）とのことで、

ちょっとCGしょぼいのかなと思っていましたが、ボク的には全くそんなことなくリアルでした。

前半部分の宇宙人の描写や舞台となるスラムの汚い小屋なんかでリアルさを上手く演出できていたのかな、

とも思います。

主人公はいたって普通の人、ヴィカス。

特別いい奴でも悪い奴でもなく、「お前なにやってんだよ・・・。」と思うシーンもあれば、かっこいいシーンもあり。

そんな普通感、リアル感が、ドキュメンタリー風に描かれている作品に非常にマッチしている。

演じるシャルト・コプリーは本職の役者さんではない人らしいです。

アドリブが得意らしく、劇中もけっこうアドリブ多用らしいです。

それがまた、いい感じのリアル感に繋がっているんですかね。

宇宙人はエビっぽい容姿のため、”エビ”と呼ばれています。
確かにエビっぽいですが、エビよりキモいです。

好物はキャットフード、通称猫缶。

ものすごい大好きっぷりです。

エビ、猫缶、ポップコーンと胃に作用しそうなワードが出てきますが、不思議と食欲はわきません。

この宇宙人側のメインキャラ、クリストファー。

結構頭のいいエビで赤いベストが目印です。あとキモいです。

そして、その息子。
子供エビですが、やはりキモいですが、最後のほうにはカワイク見えてきます。

『第9地区』を観たあとにふと思い出しましたが、そういえば昔、『えびボクサー』という映画がありました。

すっかり忘れておりましたが、よく思い返してみると、当時レンタルして観ましたね。

タイトルからおわかりの通り、B級バカ映画ですが、次第にエビがかわいくなっていく様や、

意外といい話だったりちょっと共通点がありますね。

あと、我が家でエビを飼いたいと以前から　みた　に言っていたことも思い出しました。

魚よりも見てて楽しいですよね。エビ。

飼ったあかつきには、名前はクリストファーにしたいと思います。

ゆた

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＜お気に入りシーン＞※ネタばれ注意！

・タケコプター装備のエビ、ブラジャー装備のエビ、クリスのベストなど・3年と聞いてクリスをぶん殴る

　彼らのファッションセンスに脱帽。

　ヴィカスのてんぱりっぷりに引き笑い。

・「俺がここで食い止める！」的なセリフ

　定番のセリフ。最後の最後でやっとかっこいいです。

・鉄の花を作ってる

　まさかの泣き所。

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