香取慎吾個展「WHO AM I」、大盛況のうちに閉幕しましたね。
お疲れ様でした。
BOUM!BOUM!BOUM!の個展の時も最終日は何度も会場に顔を出していた慎吾だから、きっと今回も福島に行くだろうなぁと思っていたら
最終日ではなく閉幕前日に訪れたのね。
*最終日はリモートで登場
各会場で配られた限定ポストカード。
最後の福島では
「WHO AM I」の下に「I am Shingo」と書かれているのが印象的というか象徴的で心に残る。
会場で直接そのことを慎吾に質問した人がいたようですね。
慎吾は
「WHO AM I?」って思って個展を始めたけど
2024年の今、この個展を通してあぁ、【僕は慎吾です!】って、言える感じがした
のだそう。
・・・
なんか、泣きそうになる
2022年にこの個展をすると発表した会見で彼は
>『俺は誰なんだよ』っていいながら、いっぱいの笑顔を見せている自分がいることが誇らしさだったり、逆に『俺って誰なんだろう』ってふと自分が何者なのか分からなくなる時があったりする
と語っていました。
子どもの頃からSMAPで、アイドルしながらコントやってお芝居もやって、司会もまかされ、ライブの演出までやっていた慎吾。
よく言えばマルチな才能だけど、言い方かえれば「なんでも屋」って揶揄されることもあったのではないかと思うわけで・・・
自分の「芯」って何なんだろうか・・・と不安になってもおかしくない。
ましてや彼の人生の全てだった大事な「SMAP」をあんな形で奪われ、ひどい人格否定までされたら、寄る辺ない気持ちになって当たり前。
俺は誰?
一体誰?
慎吾は、そんな問いかけを自分の絵の中にいっぱい込めてきたのかな・・・
けれど
巡回展として各地方を回って皆さんに絵を見てもらったことで「これからもこうやってやっていくんだ」って気持ちが定まった。
と言っていた慎吾。
そっか。
日本全国を巡ることで(それはBlack Rabittコンサートツアーも含めて)
彼は各地で沢山のファンと触れ合い、喜ぶ顔を見て、直接話もして、改めて自分の存在意義を知ることが出来たのかもしれないね・・・
SMAP解散騒動からこちら、旧事務所に彼は徹底的に攻撃されていたから
あの72時間ホンネテレビの最後に慎吾の口から「こんな僕ら」って卑下するような言葉が出た時は、アイデンティティも相当揺らいでいたんだと思う。
でも
そんな彼が
「俺は誰なんだ?」と思っていた彼が
この2年をかけて
「俺は香取慎吾。I am Shingo」
って、堂々と胸を張って言える心境になったことに胸がいっぱいになる。
2月に亡くなった黒木プロデューサーが慎吾に
「慎吾さんは迷ったとしても、間違わないから大丈夫」
って言葉をかけていた、と週刊文春に書いてあったけど
本当に、それだよね。
慎吾は、WHO AM Iってタイトルを付けた時から最後はきっと「I am Shingo」で締めるつもりでいたんだと思う。
その答えの証明を、この2年かけてやってきたような気がします。
これは全部私の個人的な解釈なんで、皆さんそれぞれに受け止め方があると思います。
でも、アートってそういうものだから、それでいいじゃないでしょうかね。
慎吾はやっぱりすごいね。
本当にすごい。
アートでも、他のことでも
また次に会える新しい「Shingo」を、今から楽しみに待っています