見ました。剛君、実に31年ぶりの出演だという「さんまのまんま」を。

 

 

 

 

緊張からか?カミカミになる剛君が可愛かったし、見ているこちらもつい頬が緩んでしまうような笑顔がとってもピュアキラキラでよかったです。

 

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天然なのかどうなのか?よくわからない(笑)切り返しでさんまさんをのけぞらせるって、なかなか出来ないワザだと思う。

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トータル的に草彅剛という人の優しくて面白いほんわかとしたキャラクターが改めて際立った出演だったと思います。

うん、よかった。

 

ただ・・・

さんまさんは、ねぇ。

 

私は関西人なので昔からさんまさんのテレビやラジオの番組も、劇場での生のお笑いもいっぱい見てきて彼の凄さも面白さも重々わかってはいるけれど

失礼を承知で言えば、彼の感覚と時代のズレを感じずにはいられなかった。

それは今回の番組に限ったことではないけれど。

昨今のコンプライアンスの厳しさから、テレビに出る今どきのタレントさんは自分の発言に物凄く気を遣っているように見えるのに

彼の言葉からはそういう配慮が少しも感じられないのが残念です。

もちろん、多方面に気を遣い法令でガチガチに固められた中では面白いものなんて出来ないのかもしれませんが・・・

それにしても、です。

 

「もうちょっと違う言い方、あるんじゃないの」

とか

「それ、言うか?今」

 

と思う場面がいくつかあった。

 

彼のお笑いの最大の魅力は瞬発力から繰り出される言葉の面白さだと昔から思っていたけど

最近はどうにもその言葉が時代に合ってない気がしてる・・・

彼の価値観は今でも「昭和」の芸能界なんだろうなぁ。

だから、何一つ悪いこともしてないのに何年も理不尽な目に遭っている剛君を前にして

「よく這い上がってきた」

なんてことを平気で言うわけだし、それが褒め言葉だと思ってるきらいすらあるから始末が悪い。

あの言葉、今もまだ旧い因習に縛られている芸能界に疑問すら持ってない「大御所」の奢りが垣間見えて、ため息しか出なかった・・・

そしてウケることだけを考えて反射的に言葉を発しているから、それを言うことで見ているファンがどう感じるか?なんてことには思いが至らないのだろうなぁ・・・

ということを、私は2016年以降の彼の言動から強く感じています。

 

元奥様がそんな彼のことを「とにかくウケればいいと思っている。だから話をどんどん盛っていく」と評してますよね。

彼は昔から事実を面白おかしく脚色して、世間がウケたら尚更それをエスカレートさせる人。

おそらく悪気はないのだと思う。

自分が話すことでその場がドカンと盛り上がり、笑いが取れたらそれでいいと思っているのでしょうが・・・話の内容に関係ない第三者なら笑うだけ笑って、忘れてしまうだろうけれど

当事者は、笑えない。そして言われたことを、忘れない。

ということは知っていてほしい。

今決して少なくない数のスマファンがさんまさんに対して抱いているわだかまりは、そういう部分なんだと思ってる。

私もその1人です。

 

でも、彼がSMAPみんなのことが好きで何とか力になりたいという気持ちに嘘はないのでしょう。「戦友」という言葉が象徴的だし。

もしかしたら過去に自分が発した言葉を「しまった・・・」と思ってフォローしている部分もあるかもしれない。

「世間じゃ木村寄りって思われてるけど・・・」の発言を聞いてそう感じました。

そして、時勢の流れも読んでいるのかな。

長年芸能界のど真ん中で仕事をしてきた人ですから、風向きには敏感なはず。

ここにきて地図との交流が盛んになっているのは色んなことに変化が起きているから・・・だと推察。

話の流れとはいえ彼から「おわび(って意味深だよね)にファンミーティングに行くよ。ゲストで」って言ったのは何気に凄いかも。

で、それに「じゃあ僕のはっぴょう会の前説で」と、もの凄い切り返しをした草彅剛って、無敵だわ、と感動した(笑)

邪気のないつよぽん、最強です。

 

まあね

いつも言ってることですが私は

これから起きることは全て彼らが昔と同じポジションで仕事をするための「通過儀礼」だと捉えているので、誰と共演して何を言われても、一つ一つに感情的にならずに見守っていきたいなと思います(え?充分感情的ですか?笑)

 

 

昨日の番組の編集には一言、物申したい。

 

オンエアまでに出ていたウェブ記事には

>さんまが「あの日のことは忘れもしない」とある番組で共演した時に「こいつらバラエティーで成功するわ・・・」と確信したという、かつてのエピソードを明かす。

ってあったんですけどね。

 

 

 

そんなくだり、放送された??????

私が聞き逃しただけ?

いや、放送されてないよね?

そのエピソードを聞くことが一番楽しみだったんですけどぉ!?

 

いやもちろん、何のことかはわかってますけど。

きっとあれですよね。

1996年のフジの27時間テレビでさんまさん、ビートたけしさんとSMAPが共演した時の話。

コントみたいなやり取りの合間に唐突に「がんばりましょう」の音楽が流れる段取りがあって

打ち合わせの段階でさんまさんがSMAPに「ここ何か振りはあるのか?」と聞いたら「ない」と言ったので「ああそっか。じゃあいいわ」ってさんまさんは流そうとしたんだけど

その後わずかの間にメンバーが楽屋で打ち合わせをして

「振り、作ってきました!」と申し出て本番ではその振りを使ってドカンドカンと笑いを取った・・・ってやつですよね?多分。

アイドルとして絶頂期の売れっ子グループが、お笑いのムチャぶりに対して即座にミーティングして対応してきた、それもすごく面白く作ってきた。

っていうことにさんまさんはいたく感動した・・って話、今までもあちこちで喋ってるから

きっと今回もその話なんだろううと思っていたのに

なぜカットした?

と、めちゃくちゃ不満。

事前のプレス発表で出ていた部分が、当日になってカットになるってありなの?

なんか、そこにまた闇を感じて仕方ないんだけど・・・

この話っていかに「SMAP」というグループが凄かったか、高く評価されていたか、という話に他ならないし

さんまさんのことだからきっと「SMAP」ってワードを連呼してたんじゃないかと思うわけで

この期に及んで局側がまたどこかに忖度したのか?

と、思ってしまいます。

 

実際には放送されてなかったので、これは全部私の想像でしかありませんが。

 

いくら風向きが変わったと思っていても、まだまだ戦いは続くのかな、という気持ちです。

それでも、頑張っていくしかないですね。

そして

さんまさんには、ぜひ次のつよぽんのはっぴょう会、ゲスト出演期待しています!(笑)