Nキャスの放送からもう1週間が経とうとしています。

感想を何回にもわたって書いてきましたが、これが最後です。

 

落車事故からずっと森くんに密着取材を続けてくださったTBSのスタッフさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そのおかげで私達ファンは彼がどのような怪我を負い、それを乗り越えるためにどんな気持ちでリハビリに励んでいたのか・・・を知ることが出来ました。

それは本当にありがたかった。

 

でも、こういう特集が成立するのは当事者の森くんの協力があってこそ。

 

事故直後の写真

 

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レントゲン画像

 

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生々しい手術痕

 

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ボルトの飛び出した背中・・・

 

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手術室から出た直後の姿

 

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そして過酷なリハビリ

 

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「あさチャン!」の放送の時も思ったけれど

ここまで見せるの・・・?と、ちょっと怯んだ自分がいます。

 

命の危険もあった大怪我を負い、本当に復帰できるのか先の見通しも立たない状況の中で

カメラの前に全てをさらけ出すって、ものすごい勇気と覚悟がいることなんじゃないか?

と思うのです。

本当は

一選手として、マスコミに追われることなく治療・療養生活を送って

騒がれることなく静かに復帰の日を迎える・・・

そういう選択肢もあったんじゃないかと思うわけで。

怪我の状況があれだけ深刻なら、全てをシャットアウトして療養に専念しても誰も何も言わなかったはず。

 

だけど、彼はそうしなかった。

優勝しても、落車しても、その全てがニュースになってしまう自分の立場を、森くん自身が一番わかっているのかな。

 

昨年11月にGambooTVの動画で

今のタイミングでメディア出演した理由を尋ねられ

(怪我してから)「まったく外に出てなかったんで、ファンの方も心配してると思って、どこかで今の状況を出さないと」いけないと思った、と語った森くん。

まず第一にファンのため。

今の自分の姿を見せたい、と・・・

その言葉を聞いて泣きそうになった汗

応援する側、される側。

一方通行じゃない双方向の関係性が、本当にありがたい。

 

でもそれだけじゃないよね。

 

おそらく彼は、今も大切にしている2つのプライドをもってして全てをさらけ出す覚悟をしたのかな・・・と思えてなりません。

【オートレーサー】 そして 【SMAP】

それはどちらも譲れない彼の誇り。

 

過去に書いた記事。

 

 

低迷する業界のために率先して広告塔になる覚悟をした時から、森くんが人前やマスメディアに出る目的は全てオートレースのためでした。

その絶大なネームバリューをオートレースの普及発展のために使うと決めた時から、彼は「昔の仕事」のスイッチを入れたんだと思ってる。

それまで生真面目な表情で粛々と関わっていたイベント出演。

スイッチを入れてからは、いつも華やかな笑顔を見せて集まった観客を魅了し、軽妙なトーク(!)を駆使して会場を沸かせ、売り出し中の新人アイドルさながらに握手、サイン、(ムチャぶりも含んだ)記念写真撮影に快く応じていた森くんは

もうその時からずっとP.B.A(パーフェクト・ビジネス・オートレーサー)だったのだと思う・・・

そんな彼の腹の括り具合を尊敬の念を込めて見ていた私。

 

そして何より

>いいレース、いい成績を残すこと。それが一番お客さんに貢献できること

だと言っていた森くんが有言実行でとうとう日本一になった時

地上波のワイドショー、ゴールデンタイムのニュース番組、果てはバラエティ番組でも「オートレース」の文字と映像が溢れたことを、今でも鮮明に覚えてる。

森くんの積み重ねてきたものが大輪の花を咲かせた瞬間だったから。

 

だから、本当は「そこからが勝負」だったはず・・・

 

日本一になってから広報に取材(メディア出演)依頼が殺到したと言われていたから

もしも怪我がなかったら、元日のななにーに出たようにもっと多くのテレビやラジオや雑誌で「オートレース」のことをPRする森くんが見られたのかもしれない。

でも運命は意地悪だ・・・

あの事故で森くんは長期の療養を余儀なくされてしまうわけで。

ずっと応援してきたコアなファンは、どれだけ時間がかかろうと彼の還りを待つし、変わらずに引き続きオートレースは応援するけれど

ライトなファンや、SG優勝でオートに興味を持った一般の人達は、やっぱり森くんの姿が見られないとレースも見ないし、車券も買わない。

それもあって、彼は怪我から1ヶ月も経たないうちに病床からメッセージを発したのかな・・・

>ぜひ皆さん、オートレースの車券を買って僕の復帰を待っていてください!
今後もオートレースへの変わらぬご声援、よろしくお願いいたします!

 

まだ痛みやフラッシュバックに悩まされていた頃だろうに

「車券を買って」とメッセージを出した森くんの、オートの看板を背負う者としての使命感に涙が出た。

人の気持ちは移ろいやすいものです。

せっかくオートレースに向いてきた世間の関心を少しでも持続させられるように、という意味もあって怪我から復帰を目指す姿をメディアで見せようとしたのかな・・・?というのは私の勝手な想像ですが。

「オートレースが大好きだから。僕の全てだから」

と何度も口にした森くん・・・

あんな酷い怪我をしてもそれでも戻りたいオートレースって、そんなに魅力のあるものなの?と、興味を持つ人もいるでしょう。

そして「これは復帰戦を見なければ」と思う人も絶対増えるはず。

車券だって売れるでしょう(多分デビュー戦の時みたいに単勝1.0倍になると予測しておく)

それはまさに

ブログ友ややさんの言葉のとおり。

>レースに出られないならばそれ以外の手段でオートレースに貢献する

あなたにしかできないことだよ

 

本当にそうだと思う。

レース場の外で「自分を見せる」ことで、オートレースの認知度を上げるなんて、森且行以外の誰にも出来ない。

凄い覚悟だとつくづく思います。

 

そして

もう一つの彼のプライド。

SMAP。

 

1996年、森くん最後のテレビ出演で、中居君は彼に言いました。

「SMAPのメンバーだったことを、誇りに思ってください」

彼は力強く「はいっ!」と頷きました。

 

ずっと、彼の中にはその【誇り】があるのだと思う。

今もなお、前よりもずっと強く、熱く。

 

どんな大人の事情に阻まれていたのか(嫌味)

森くんは随分長い間「SMAP」のスの字も、5人の「友達」の名前も口にしなかった。

ただ黙々と、自分の夢に向かって精進していた。

その姿を見たファンの中には

「もう昔の仕事のことに触れられるのは嫌なのかな?」と思う人もいたぐらい。

 

でも実はそうじゃなくて

ずっとSMAPのことは気にしていたし、彼らの活動は全部見ていた(テレビ番組を録画してまで)のだと、自由に発言できるようになって(約20年後)明かした森くん・・・

 

だから

NHK「プロフェショナル」での中居君や木村君の言葉も、きっと届いていたはず。

 

番組の中で

(森くんの脱退は)

「すごく悲しかった。死ぬほど寂しかった。今でも戻ってきてくれないのかな?と思うこともある」

と振り返った中居君。

だけど

「それと矛盾するように聞こえるかもしれないけど、森くんがいなくなったとたんに、SMAPが良くなったって思えるグループにしなければならない」

とも思った、という中居君の決意。覚悟。

 

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(彼の脱退後の5人の活動は)

(森の)穴を埋めるという気持ちではなかった。それは抜けたやつにもう1回責任をかぶせることになるから、そうは思いたくなかった」

と言った木村君・・・

そして

「彼(森)に気持ちを寄せてくれていたファンが納得いかないグループになってはいけない、と思った」

という木村君の優しさ。

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2人のこの気持ちを聞いて、森くんはどんな思いを持ったのだろう・・・

こんな風に思って自分を送り出してくれた仲間を、誇りに思わないわけがないよね。

そして

彼らと一緒に駆け抜けたSMAPの8年間は、かけがえのない時間だったのだとわかる。

 

5人が頑張っているから、自分も頑張る。

こっちの世界で結果出して、約束を果たせる日まで、絶対に諦めない。

そんな思いで森くんはSMAPと【並行して】進んでいたのだと思います。

 

あの理不尽な解散劇があるまでは。

 

結局誰の口からも真相は語られず、「不仲だから解散した」という不名誉なレッテルを貼られた解散・・・

そんな形でSMAPの誇りを傷つけられたことに、一番納得がいってないのは、実は森くんなんじゃないのかな・・・と思うようになったのは、5人が「SMAP」の全てを封じられてから。

メンバーの名前すら言えないような空気に抵抗するように

森くんが「星」を掲げ、仲間は5人だと堂々と発言し、ヘルメットにも練習着にも☆とメンバーカラーを入れて走るようになったこと・・・

まるで全身全霊で5人を守ろうとしているように見えて、泣けました。

かつて彼が無き者扱いされていた圧力に抵抗して、5人がいつも森くんの存在を必死でアピールしていたように

今は森くんが、SMAPの誇りと尊厳を守ろうとしているように私には見えます。

 

そしてとうとう、24年かかって森くんが約束を果たしたから

どうかこれをきっかけにして、今6人を取り巻く色んな壁が取り払われますように!と願っていたのに・・・

思わぬ怪我が、また道を塞いだ・・・

運命は、本当に意地悪です。

 

でもね

だからこそ、森くんは「すべて」をカメラの前にさらす覚悟をしたのかも、とも思う。

ファンに近況を知らせたかっただろうし、オートレースをアピールする思いもあったでしょう。

でも

今の自分を一番見てほしかったのはSMAPの5人・・・なんじゃないのかな。

中居君が森くんに送った言葉。

「神様は乗り越えられる人にしか試練を与えない。だからお前は乗り越えられる」

がズシンときた、と言う森くんですが

逆を返せば、それはまた

「俺はこの試練を歯を食いしばって乗り越えるから、みんなもどんな困難があっても絶対諦めるな。約束の地にたどり着くまで」

という森くんから5人へのメッセージのような【ドキュメント】に思えてならないのです。

 

何度となくこの星の意味を説明し

 

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僕の中では、誰か1人欠けてもダメだと思う。

と、言い切る森くんの心情を思うと胸がいっぱいになる汗

 

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彼の中で「SMAP」はそれほど大切なものであり、自分を支え奮い立たせるプライドなのだと思えてならない。

森くんのまっすぐな思いが、どうか5人に届いてほしい。

 

 

Nキャスを見た友人たちの言葉。

 

 

 

 

 

地図の3人には、レースを走る姿も観てもらえたし(8着だったけどww)

日本一のお祝いも直接言ってもらえた。

 

だけど

まだ中居君と木村君には、彼は何も観せられていない。

 

Nキャスの中では、たけしさんに復帰戦を観てもらいたい、と言っていた森くんですが

 

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5人にも、絶対観てもらいたいに決まってる・・・

 

森くんがこの試練を乗り越えた時は、お願いだから観に来てほしい。

5人が揃って、彼の復活を見届けてほしい。

 

その時はVIP席、用意してくれるみたいですから(笑)マスコミに騒がれずに観れますよ、きっと。

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私の言ってることは途方もない夢なのかもしれない。

でも、夢は言葉にしなきゃ、口に出さなきゃ始まらない。

 

森くんも、そう。

いつも口に出すことである意味自分を追い込んで(笑)結果を出してきた。

 

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今回も、こうして全てを公開した以上、復帰しなきゃシャレにならない、という覚悟を持って密着取材を受け入れたのかな、とも思います。

いつもいつも、自分に大きな「負荷」をかける人なんだよね・・・この人は。

 

森くんが日本一になった時

私は森くんに「もう何も背負わなくていいから。これからは自分のためにだけ走って」

と言いました。

でも、どうやらそれは難しいのかな。

自分のためだけじゃなくて、やっぱり彼は誰かのためにも、走り続けるような気がします。これからもずっと。

 

そんな森且行が、やっぱり私は大好きだ!

って、最後に宣言(今更)

復帰の日をキリンになって待ってます。

 

長い感想にお付き合いいただきありがとうございました。

Nキャスの感想、これにておしまいです。

最後まで読んでくださった皆さんに、感謝ニコニコ