週刊文春WOMAN
今回の慎吾のインタビューは、森ファンにとって本当にスペシャルです
SG制覇した日の慎吾の様子・・・ネット検索してドキドキしたっていう話や
24年前のことを振り返る話。
何もかもが、愛しくて・・・そして切ない。
「森くんとは僕が一番仲が良かった自信があって(笑)」
っていうくだりは、ただただ可愛い。
72時間テレビで浜松オートに行った時も、レース観戦前に(緊張のあまり)ゴロちゃんと剛がおふざけ半分になった時
「俺が一番仲良かったんだから!」みたいキレ気味に言ってたよね。
そんな風にマウントとるほど、ずっとずっと、森くんのことが好きな慎吾・・・
森くんから「SMAPを辞める」と直接聞かされた時、慎吾は
「この世の終わりだと思って泣いた」
という一文に、胸をギュウッと掴まれた・・・
涙が溢れた。
だって、それは私とまったく同じだったから。
今から11年前、私がブログを始めた時にその中で書いている言葉。
>森くんがSMAPを抜けた時は、それこそ世界の終わりが来たかのような、
とても言葉では言い表せないショックを受けた
私と同じじゃないの、と泣けてきた。
あれは本当に青天の霹靂だったから。
(レーサー試験のために)森くんが勉強していた姿を見ても、直接は何も聞くことが出来ず
ただ
「漠然と”この人、なんかここからいなくなりそう”」と感じていた慎吾・・・
これもまた私と同じ、なんです・・
私は本当に脱退記者会見(中居君同席)のことが新聞やテレビで報道された日の朝まで
森くんの脱退のことは全く知らなくて
(当時はネットも一般的ではなかった)
オートレーサーの試験に受かったことはスポ紙の一面で取り上げられたから知っていたけど、その一報の時点では「SMAPと両立」というマスコミ論調だったからね・・・
脱退なんて、まさか!
って驚いた。
でも・・・
本当は
心のどこかでは、なんとなく、「それ」を予感していた自分もいました。
レーサーになるとか、SMAPを辞めるとか、そういう具体的なことではなくて
彼が辞める前年、1995年の秋頃から
テレビや雑誌を見る時、森くんに「何か」が起きているのではないかな・・・?と、うっすら感じていたから。
何の根拠もなく、本当にただ「漠然と」ですが。
SMAPの曲で言えば「どんないいこと」から「胸騒ぎを頼むよ」あたりの期間。
シングルから森くんのソロパートがなくなり(木村ソロとユニゾンだけになった)
そして目に見えて痩せていく彼。
メディアでの発言も何かを示唆するような言葉が増えて
なんだろう、この違和感は・・・と、心の片隅で思っていた。
でも、それに向き合うことが怖かった。
漠然と何かを感じながらも、「そんな、まさか」「考え過ぎ、考え過ぎ」とそれを打ち消そうとしてた。見て見ないふりをしてた私の心。
だから私はいまだに「どんないいこと」「俺たちに明日はある」「胸騒ぎを頼むよ」の3曲が苦手です。
それらの曲を聞くと、当時の状況がトラウマのように蘇ってくるから。
(6人最後の曲「はだかの王様」は別にいいんです。もう脱退が発表された時だから妙なモヤモヤは残ってない)
なので
慎吾の「漠然と」森くんがいなくなることに怯えていた、という気持ちが痛いほどよくわかる。
私はあくまで一ファンで、傍観者でしかなかったけれど
一番近くにいた慎吾。
当事者だった慎吾が、それを森くんの口から直接聞かされた時は一体どれほどの衝撃だったのだろうか・・・
「この世の終わりだ」と思うほど泣くのは当たり前だよね。
いっそのこと
終わってしまえばまだ楽だった。
と何度思ったかわからないよ、私も。
どんなに辛く苦しくても、泣き叫んで身をよじっても
私達の世界はそこで終わらない。
夜は必ず明けて、また陽が昇り、そしてお腹も空く。
その残酷な現実。世の無情。
19歳になったばかりの慎吾がそれに直面した時、どれだけしんどかっただろうなぁ・・・と想像するだけで、胸が痛い。
受け止めきれない現実を抱えながらも、彼らSMAPは立ち止まることを許されなかった。
始まったばかりのスマスマ。初の東京ドーム公演。矢継ぎ早に入れられる個人の仕事。ドラマ、バラエティ、歌番組・・・
「全然記憶にない」と言うのはそれぐらい怒涛の日々で必死だった、ということと同時に
森くんがいなくなった現実を、慎吾はずっと受け入れられなかった、受け入れたくなかったのかなぁ…
だから、彼の心はその頃の記憶を無意識に消してしまっているのかなぁ?と思いました。
本当に辛いことは、思い出すのも苦痛だから。
慎吾は森くんの脱退を機に、その後高いプロ意識で活動してきた、と記事には書いてあるけれど
森くん脱退から8年後、2004年のテレビ誌インタビューで慎吾は
「5人のSMAPは嘘のSMAPだとずっと思ってた」という言葉を口にしています。
森くんが抜けたことをバネにして、残されたメンバーは個々に力を発揮して名実共に「国民的アイドル」の座に上りつめたSMAP。
事務所の印象操作もあって森くんの存在が消されたSMAPは、「5人」であることが当たり前。
それは世間一般だけじゃなくてファンの間でも同じ。
今でこそ「SMAPは5(6)人」って、カッコ6を入れるファンが増えたけれど
当時はそんなスマファン、ほとんど見かけなかった。
「6」にこだわっていたのは6人時代からの一部のファンと森ファンだけ・・・
少なくとも私はそう感じていた。
マスコミも、世間も、そしてファンにさえもSMAPは5人、だと認知されていた時でも
慎吾はずっと「それは嘘のSMAP」だと思っていたという、ね・・・
その思いに泣けます。
中居君がNHKのプロフェショナルで「今でも(森が)帰ってきてくれないかな、と思うことがある」と語ったのと同じで
慎吾の心も、ずっと森くんを求めていたんだね。
2004年のインタビューで「5人は嘘のSMAP」だと言ったあと、慎吾は「でももう、そろそろ気持ちを切り替えて進まなきゃ」と前向きなことを語っていたので、インタビューの主題はそちらです。ちょうど大河ドラマ「新選組!」を撮り終わった頃です。
8年経って、ようやく次に向える心境になった慎吾に泣けます。
今
慎吾が森くんの日本一を心から喜び、これまであまり公に語ってこなかった話まで踏み込んで話してくれたこと・・・
本当に心に沁みます。
森くんが約束を果たしたから
これからは、お互いもっと自由に
昔のように、会いたい時に会える兄弟のような2人に戻れたらいいね・・・
と、心から思います。
慎吾、素直な思いを語ってくれて本当にありがとう。
あなたの気持ちが森くんに届きますように。