4月13日と14日に行ってきた香取慎吾ちゃんの個展の個人的感想を。
なんて言うんだろうね
「個展」と呼ぶにはあまりにも突拍子もなくて、斬新で、そしてエンターテイメントに満ちた空間・・・
それはまるでテーマパークのようだった、と前に言ったけど
慎吾の内にある様々なものを、あらゆる角度から見せてくれるという意味で、本当に興味深かった。
そして、そんな慎吾の桁違いのスケールを、実に上手に具現化している彼のブレーンの凄さにもまた、感じ入りました。
彼の鼓動を聞いて、触れて、体感できるオブジェなんて、一体誰が考えたのかと思うぐらい感動した。
阪本監督が慎吾の絵を見て「これはお前の血が流れている」って評したそうですが
血どころか、鼓動も内蔵も瞳の奥も、歯の形も
全てを個展にさらけ出せる慎吾の覚悟と度量にやられたよ・・・
ここは慎吾ファンにはたまらない空間だろうなぁ・・・
彼の全てが詰まっているから、何度見ても、通ってもきっと飽きないよね。
絵を見て。
タイトルを見て。
作られた年を見て。
キャプションを読んで。
これほど色々なことを思い起こさせるって、他の個展ではあんまりないのでは?(苦笑)
芸術の捉え方、受け止め方は人それぞれだから
慎吾があの時この時、どんな思いでこの絵を描いていたのか、本当のことは彼にしかわからないけれど
いろんな「想像」をすることは出来るから・・・私は、彼のことを益々好きになったよ。
カラフルな色使いをすることで定評のある慎吾の絵だけど
私は全体的にずいぶん「赤」を多用してるんだなぁ・・・という印象を受けました。
この場合の「赤」は、メンバーカラーの赤とは関係なく(笑)
彼の内面というか、無意識に「赤」が彼の心にあるのかな?って感じた。
赤色が持つ意味は
パワフル、アクティブ、情熱的
自分を奮い立たせる時などは赤は効果的だそう。
だけど、強いパワーを持つ赤だからこそ、赤を過剰に使う時って実は「怒り」や「イライラ」「フラストレーション」が溜まっているのかも・・・
って、カラーセラピーの本に書いてあった。
もしかしたら、阪本監督もこの赤の多さから「血」をイメージされたのかな?なんて勝手に想像したり・・・
そして
「血」の色である「赤」は戦いをも連想させる。
流れ出る「血」は「死の危機」もはらんでいるから、彼が使う赤色に秘められた深層心理にいろんな思いを巡らせてしまった。
そして
まるでその対比のように、とても鮮やかなブルーを使ったこの1枚の絵も凄く印象的でした。
きっと慎吾は一つ一つに深い意味を持たせたりしないで、感情のおもむくままに作品を仕上げているのだと思うけど
こうして「個展」という場所で、まとめて彼の絵を見られることで、テレビや映画やバラエティでは決してわからない彼の一面を感じることが出来て、本当に行ってよかったです。
個人的に私が一番惹きつけられたのは、東京タワー。
何度も何度も映像や写真で見ていた絵だけど、実物の持つ迫力に圧倒されました。
東京タワー60周年を記念して6本のろうそくに見立てたタワー。
赤青黄緑桃白。
もうね、涙が溢れて仕方なかった。
この絵を間近で見ることが出来ただけでも満足です。
日々進化するコーナー。令和ロケットの前も、楽しかったよ。
そのすぐ横に、慎吾がこの絵を描いている最中の動画が流されているから
モニター見て、壁見て、結構忙しい(笑)
あぁ、この部分はこの時描いたのか・・とか、こんな風にお客さんとキャッチボールしながらやってたのか、とかわかって面白い。
ていうか
マジでめちゃめちゃ目の前で描いてんだ!と思った・・・
そんな近くに慎吾がいたら、気絶するレベル。
動画のモニターはここ以外にもあって(撮影禁止エリアとか)
慎吾のファンなんだろうなぁと思われる人は、皆さんほんとーに幸せそうな顔で、飽きることなく動画をずーっと見ておられてね・・・慎吾、愛されてるなぁって思ったよ。
ポスターもどれも素敵だったけど、私はこの2枚がお気に入りで。
一心不乱に絵を描く慎吾。カメラ目線じゃない、この2枚が好き。
なぜか、これを見て私は森くんがバイクの整備をしている姿と重なってね・・・
レース中継を見ていると、ごくたまに選手の整備中の映像が出ることがあって
私は、そういう時のわき目もふらずに整備に集中している森くんの姿を見るのがとても好きでね
大好きなバイクに向き合い、自分の世界で生きている瞬間の、彼の姿、横顔をずっとずっと見つめていたいなぁ・・・っていつも思うんです。
(実際はほんの数秒しか見せてくれないけど)
だから
慎吾のファンが、彼が絵を描く動画を愛おしそうに見つめている気持ちも、私と同じなのかな?って、ちょっと思った。
って、話がまた逸れてしまいましたが
好きな人が、好きなことをしている姿を、作品を、見せてもらえるってファンにとってはこの上ない幸せですよね?
「私は画家です」が、いつの間にかファンと本人の持ちギャグみたいになってるけど(笑)
慎吾は、画家という枠を遥かに超えたとてつもない「表現者」なのだと思います。
おそらく彼にとっては
アートも、歌もダンスもお芝居も、創作することの全てが彼の「自己表現」なんじゃないのかな?って。
そして、その表現で、皆が笑顔になることが彼の中の幸せの実現っていうか、喜びなのかな、って思ってる。
すごい人です。香取慎吾。
これからもずっと、あなたの「表現」を私達に見せてください。
歓びだけじゃなくていい。痛みも、哀しみも、分かち合えるあなたのNAKAMAでいたいから
この個展が終わってもいつかまた、あなたの中身を、見せてね。
だから
第三ブロック(撮影禁止エリア)にあった言葉、私からもあなたに贈りたい。
慎吾、アイシテマース
香取慎吾NIPPON初個展。見に行ける方はぜひ。
より一層慎吾が好きになること間違いないから