豪雨被害に遭われた地域の方を案じています。

 

 

また夜がやってきます。

被災された方々が少しでも良い環境、安全な所で休めることを祈っております。

 

 

まったく私的なことを少しお話してもいいでしょうか。

 

私の学生時代の友人が昨年の今頃に起きた九州地方の豪雨災害で被災しました。

 

彼女は高校卒業後、国家資格を得るために通っていた専門学校の同級生で、青春真っただ中の時間を共にしたかけがえのない同志でした。

30人に満たない小さなクラスだったので全員が仲良くて、勉強だけでなくおバカなことも(苦笑)沢山共有した仲間でした。

卒業後は皆がそれぞれの道を歩み始め、会うこともまばらになったけれど、たまに開かれる同窓会で顔を合わせては「変わってないね」「元気そうだね」と言い合うことが、とても楽しい時間だった。

そんな中、ただ1人地元を離れ遠く九州に嫁いだ彼女は距離の問題もあって一度も同窓会に来ることが叶わず、もう30年以上同級生の誰とも出会っていない状態でした。

そんな彼女の自宅が、豪雨被害で損壊した(幸いにも本人とご家族は避難出来て無事)と知った時、クラスメートの1人が「少しでも役に立てるなら」と義援金を送ることを提案し同級生に呼びかけをしました。

それぞれの気持ちで、賛同する人だけでいいから。強制ではないからね。

と何度も念を押した連絡網が回ってきました。

30年以上会っていない同級生。今は皆それぞれの生活があり、家庭があり、事情がある中で一体どれぐらいの人が呼びかけに応じてくれるのか・・と、発起人は不安もあったそうです。

結果を言えば

誰1人欠けることなくクラスメート全員が趣旨に賛同し義援金を送りました。

呼びかけの連絡をしてから間を開けず続々と届く義援金を見て、発起人になった友人は涙が出たと、後で言っていました。

正直な話、全員が彼女と親しかったわけではなく長い間直接会ってもいない状態で、それでもかつての同級生の窮地に、躊躇することなく全員が速やかに行動を起こしたと聞き、私はこの仲間達と青春のひととき、机を並べて学んでいたことを誇らしく思いました。

 

会うことだけが全てではない。どんなに遠く離れていても、互いを思いやることは出来る、ということ・・・

私はSMAPと森くんの関係性でよくよく知ってるつもりでしたが、自分達にも当てはまることなんだとあの時思い知りました。

 

義援金を送った友人からはその後発起人を通じてメッセージが届き

「泥の中からやっと掘り出した通帳を、金融機関で新しい物に替えてもらった時、そこに振り込まれていた金額にただただ、驚いたよ。

皆さん本当にありがとう。すごくすごく嬉しかった。

今はまだ苦しいことばかりで先の不安も大きいけれど、いつかこのこともきっと笑い話に出来るよね?そう思いながら、頑張るね」

と、綴られていました。

あぁ、彼女はそういう人だったな・・と学生時代の前向きな笑顔を思い浮かべた昨年の夏。

 

1年経って、また同じような大きな豪雨被害が起きるなんてね・・・

(今回彼女の住む所では昨年ほどの大事には至っていないようです)

 

防ぎようのない自然災害の多いこの国では、誰もが被災者になりうるのだと痛感しています。

些細なことしか出来ないけれど

今自分に出来ることを、出来る形で。

と、心がけたいです。

それを長い年月をかけて教えてくれたのは、他でもないSMAPのメンバーだから。





 

傷ついたこの日本に、彼らがグループとして存在していないことが、残念でなりません。

 

お花画像 白い「オダマキ」 花言葉 「あの人が気がかり」

 

 

1日も早く平穏な日々が戻ることを願っています。