21年前の私。

辛かった。
哀しかった。
寂しかった。

あの頃
5人が溌剌と歌い踊る姿をテレビで見る度に、心が疼いた。
どうして
私の好きな人はもうこの中に居ないのだろうか?と恨めしかった。

「5人」と紹介されることがやるせなくて、何度も泣いた。

わかってる。
これは彼が自分で選んだことなんだから
それをちゃんと応援しなきゃダメじゃない。
いくら願っても過去にはもう戻れないんだって
そんなこと
誰に言われなくても、わかってる。わかってるけどどうしようもなく悲しくて
そんな選択をした彼自身を「何で?どうして?」となじりたくなった日もいっぱいあった…

好きだからこそ、辛かった。本当に。

人の心は、理性では割り切れない。
頭では理解していても
感情が現実を受け止めきれないことだって、普通にある。

それが人間なんだと思う。

愛が深ければ深いほど、言葉では説明出来ない色々な感情に支配され
そんな自分が嫌になることだって、あってもおかしくない。あって当たり前だよ。


もしあの頃の私のような人がいたら
私はそっと声をかけたい。

無理しなくていいんだよ。
周囲に合わせなくてもいいんだよ。
自分が見たくないものなら、目を閉じ耳を塞いでいたって大丈夫。

あなたの心に正直でいることが今は一番大事だと思う。
時間がかかっても、いつか気持ちが整理出来る日はやってくるから。

その時出した答えを、大切にしてほしい…ということが
かつてそれを経験した私の願いです。

お花画像 「蓮華草」 花言葉 「心が和らぐ」

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あまりにも色々な出来事が一気に押し寄せているけれど
中には複雑な気持ちの人もいるかもしれないから…

出来るだけ皆が
心穏やかに日々を過ごせますように。
と、願っています