今年は、5人と1人にとって大きな試練の年になるのかな・・・
と思った1月から、もうすぐ半年が経とうとしています。
誰の人生においても、振り返ってみれば「大変だったな」と思う時期はあるわけで
森くんもSMAPも
あと何年か経ったら、今年のことをそんな風に思う時がくるかも・・・
願わくば、それは「笑い話」として「大変だったよなぁ」って皆で言える出来事になっていればいいな・・・と思います。
でも
試練は、イコール修行、と私個人は思いたいわけで
辛く厳しい数々の事象も、裏を返せば自分を高める修行のミッション、と解釈すれば
少しは前向きになれるかな~と考えています。
そしてそういう修行の日々は、別に彼らだけに降りかかっているわけでもなくて
関西の田舎で仕事と家庭に右往左往して暮らしているオバチャン(私)にも、時によっては課せられることもあるのです・・・
この春、Twitterをやめた時に「自分のライフステージを見直す時期になった」ということを言いましたが
ちょっとね
自分の仕事の分野で新たなお勉強やチャレンジが必要になりまして
今、色々とステップアップのための修行に取り組んでいる最中でございます・・・
正直、アタマ爆発しそうです
なので、世間はGWかもしれませんが、私は通常業務満載。
昨日のSG優勝戦は幸いにもお休みで正座してレース見れたけど(笑)
今日も明日も明後日も、ふっつーに仕事します。
なもんで、静岡競輪には行けません・・・
参加される方、森くんによろしくお伝えくださいね・・・
まあ、しょうがないです。人生の優先事項を考えると、そういうことだってままありますもんね。
で
先日研修の中で
今私が取得しようとしているスキルには、それを生かすため個々に「求められる力」がある、というレクチャーを受けました。
それって別に特殊な能力でもないんだけど
どこの世界で仕事をする上でも、備わっているに越したことはない力ですよ、とセンセイから言われたこと・・・
ちょっと列挙してみます。
●楽観力
●前向き~対立のエネルギーを前進の糧に変換する気力
●未来志向~過去にこだわらない
●外向き~顧客志向
●開かれた心~オープンマインド
●好奇心
●自分たちを客観視する力
●高い目的意識
●システム思考力
●行動力
おや?と、私は思った・・・
これって・・・私のよ~く知ってる人達が、6人組だった頃から既に備わっていて、そして5人と1人に分かれた今に至るまで
ずっと実践してきたことばかりじゃないの???
って、思えてならなかったんですが。
皆さんは、どうお感じになりましたか?
2002年に「広告批評」という雑誌から「広告SMAP」という一冊の特集号が出版されたことはご存知の方も多いかと思います。
その名の通り「CMに関してのSMAP」について多角的に分析した大変面白い企画でしたが
編集後記で当時の編集長の島森路子氏が書いておられた一文が、今でも忘れられません。
「SMAPの面々が、職業人としてのまっすぐな姿勢をいつどうやって手に入れたのか、想像するしかありませんが
それぞれに内発的なモラルを持ち、自分の自慢や他人(メンバー)の批判をせず、仕事は、技術であると同時に、自分を鍛えるものだと思っていて、
けれど、それは言葉のはしばしには感じさせても、決して精神論にはならない。
こういう仕事へのモラルを、どれだけのオトナが持ちえてきたことかと思います」
(マドラ出版 月刊広告批評264号より引用)
すごく的確に、彼らの仕事に対するスタンスを表現しておられたので印象に残っているんですが・・・
これって
言葉を換えたら、上に挙げた「力」になるような気がするんです。
つまり彼らSMAPは、随分早い段階から職業人として、そしてまた一社会人として「求められる」高い能力を会得していた、ということじゃないかな?と思ったんです。
そう気づいた時、自分の研修そっちのけで震えがくるほど感動しちゃいましたねぇ・・・
グループが始まった時は、まだ何もわからない10代の少年達の寄せ集めで
そこに最初から覚悟や将来の展望があったとは思えないから
やっぱり彼らは6人で走りながら、時につまづき、転び、傷を作って痛い目に遭う中で
体で覚えていった「職業人としてのまっすぐなモラル」なのかな・・・?と想像します。
「それを一体、どれだけのオトナが持ちえてきたことか」
という島森さんの言葉からは
当時(最年長の中居・木村が30歳になろうとする年)まだまだ若造だったSAMPが、実は経験豊富な年長者も一目置くほどの老成した職業人として、もうそこに存在していた、という想像がつきます。
すごいことだ・・・と思います。
だからこそ、結成から30年近く経った今でも彼らはアイドルをいう枠を超えて国民に支持され、多岐にわたって第一線で活躍し続けているのだと、改めて実感しました。
そしてそれは
SMAPから離れて、まったく違う世界でレーサーとして上位の力を維持し続けている森くんにも
5人と共有した時間の中で培われた同様の意識が今もずっと在るのだろうな・・・と
今日、「彼が明日の川口での募金活動に立つ」という話を聞いた時に強く感じました。
2011年NHKで放送された「プロフェッショナル」では、彼らがどれほどプロ意識の高い集団であるかということを世間に改めて知らしめましたが
あの映像の中にもあったように
自分の仕事に対して非常に高い意識を持つ職業人が、次のステップで向かう先は「社会的弱者に心を寄せること」ではないでしょうか。
私はあの頃から今に至るまでの彼らの行動の一つ一つに(スマスマでの毎週の募金の呼びかけ等)
それを感じてなりません。
自分達に求められる役割を十二分自覚した上で、傷つき悲嘆にくれる人達に優しく寄り添っていく。
それを自分達の言葉で、行動で真摯に示してくれるSMAPを、心から尊敬していました。
そして
昨日まで九州の地でSGを戦いながら募金に立ち
明日はまた、レースに参加していないのに川口で募金に立ち、明後日は静岡でイベントに出て、そしてその2日後にはまた九州でレースに参戦する、という目が回るほどハードなスケジュールをこなす森くんの行動からも
5人と同じスピリットを感じてならないのです。
本当に、凄い人達です。
でも・・・森くんは、今いるオートレースの業界の仲間達と志を同じくして活動することが出来るけど
SMAPの5人は・・・?
今、どんな気持ちでいるのでしょう・・?
中居君の熊本での炊き出しのニュースはネットから漏れ伝わってきたけれど
本当はSMAPとして、もっともっと、被災地に向けて5人揃ってアクションを起こしたいのではないのかな・・・?
今、彼らの内部で何が起こっているのかはうかがい知ることも出来ないけれど
今までの彼らなら迅速に表に出ていたはずの、彼らの「思い」が、もしも何かの力で制限されているのだとしたら・・・
それほど残念なことはありません。
あくまで、勝手な推察にすぎませんが・・・ね。
私が教えてもらった「求められる力」を既に備えている彼らが、これからの日本をまた元気にしてくれることを
今はただ、ただ、願うだけです。
私も、少しでも彼らを見習って、せめて「楽観力」だけでも身につけたいなと思っています。
がんばりましょう