今日「THIS IS  IT」 観てきました。


すごいなぁ~・・・

マイケル・ジャクソンは、やっぱり世界最高峰のエンターティナーだ。

と、改めて思えました。


私は10代の頃、洋楽ばっかり聴いていて

好きなジャンルの音楽のひとつにブラックミュージックがありました。

当時ディスコでよくかかる曲なんかがそう(時代がわかるよな・・)

「アースウインド&ファイヤー」や「ジョージ・ベンソン」(渋すぎる、と友達には言われてた)とか好きだったなぁ。


その中に、マイケルも入っていて

「オフ・ザ・ウォール」のアルバムが、とっても好きだった。

ソウルフルで、それでいてポップでメロディアスな曲の数々。

耳から聴く音楽として、マイケルの曲は最高だった。


その数年後、あの話題の「スリラー」をMTVで見て

とにかく度肝を抜かれた記憶がある。

長いPVなのに、全然長さを感じないでずーっと見入ってしまう、そんな映像初めてだった。

目で見る音楽ってあるんだ、とその時思った。


マイケル、すごいな。

と、素直に感動した。


私がよく見ていたマイケルの記憶は、そのあたりまでで・・・


あとは結婚、出産、子育て、仕事復帰、と自分の生活が忙しくなっていた時期なので

マイケルのことは、世間一般の人が知る程度にしか認識してなくて

スリラー以降の曲も、テレビで流れる曲くらいしか、知らなかった。


だからスマスマに彼が来た時も

失礼ながら「ずいぶん、変わったなぁ」と思ってしまったのが、一番最初の感想・・

私の中では、「オフ・ザ・ウォール」を歌っていた頃の健康的な彼の姿が、イメージとして残っているので

何だか別の人を見ているような気がしていた。


そういう程度の思いしかない私だけど

やっぱり、彼の訃報は悲しかったし、一時期彼の音楽を好んで聴いていた者としては

彼が最後に残した映像なら、ぜひ観てみたいと思ったので

今日映画館へ足を運びました。


観れてよかったです。

マイケル、やっぱりすごいよ。

と、昔と同じ感想を持ちました。


でも、リハーサルではなくて、あれが完成されたステージというのは、一体どんなものになったんだろうか?

と想像した時、とても残念な気持ちになりました。

エンターテイメントの世界は、偉大な人を喪失したのだな、と。


バックダンサーのオーディションの熾烈さ。

セットや特殊効果のすごさ。

凝ったステージスクリーンの映像。

迫力のダンスシーン。

色々な場面でうわ~と思ったことは多々あるけど

「ファンが聴きたい曲をやる」と言ったマイケル。

「観客を未知の世界へ連れて行こう」とステージスタッフ全員に言ったマイケル。


私は、その言葉に、思わず中居君の顔が浮かんできました。

スマスマで以前、メンバー2人ずつが向かい合って対談した時

中居君が慎吾ちゃんに

「自分が見せたいものをやるステージと、お客さんが喜ぶことをやるステージ、どっちを取る?」と尋ねて

慎吾ちゃんが間髪入れずに「お客さんだね」と言った時

「だよなぁ」と、我が意を得たりとばかりにうなづいていた中居君。

なぜか、マイケルの言葉とあの時の中居君の顔がダブッたよ。


それから、リハ途中でイヤーモニターを付けて歌うのを戸惑うマイケルがいて。

「自分の耳で聴いて歌うように育ってきたから、(イヤモニに)慣れてない」とちょっと不満を漏らしていて

私はそこでも中居君を連想してしまいました。

中居君も、ライブでイヤモニ付けて歌うの嫌なんだよね?確か。

「自分の音しか聴こえなくなる。ライブの意味がない」ってラジオで言ってなかったですか?

生の声と、生の観客を大事にしている姿勢が

あぁ・・一緒なんだ、ってふと思えたんです。



ワールドプレミアに日本から中居君だけが招待された時

正直、あら何で?と思わないでもなかったけれど(ごめん)

今は、中居君が行ってくれてよかった、と思えます。


「SMAPのリーダー」である中居君なら

今まで自分達のライブの構成に関わってきた中居君なら

きっときっと、この映画の中で、彼の感性を刺激したものがいっぱいあったと思うから。

これから、それがSMAPというチームの中に還元されて

何かの形になっていくと・・・

そう信じています。


そのためには、早くライブやってね。

マイケルが残してくれた感動と興奮が冷めやらぬうちに。



マイケル。素敵な音楽と感動をありがとう。

あなたの魂は永遠です。