感動をありがとう!女子カーリング | 森谷雄オフィシャルブログ「社長を。プロデュース」Powered by Ameba

感動をありがとう!女子カーリング

映画「シムソンズ」の元メンバーが今回のトリノに日本代表として出場していた。

小野寺歩さんと林弓枝さん。

前半戦の不調をカナダに勝ってからは吹き飛ばして、

自信に満ちあふれたプレイを見せてくれた。

映画公開の18日。

新宿での舞台挨拶の時に、強豪カナダに勝ったという知らせが入り、

楽屋はもちろん、客席も大騒ぎだった。

その日からの一投一投には気迫がみなぎり、

観る者を圧倒させた。

デンマークに負けて泣きながらインタビューを受けていた小野寺さんを見て、

「泣かなくてもいいよ。いつも通りに楽しめば、きっといいことある」と、

テレビに向かって言っていた。

今回のトリノと映画の公開を合わせたのは、

ここ数日のカーリング熱が映画とリンクすればいいと思ったからだ。

「絶対にトリノの最中に公開をする!」

これは正直、その時点で一年を切っていたので、

ブッキングに関してはほぼ不可能と言われていた。

配給も宣伝もどこも受け入れてはくれなかったし、

誰に聞いても「無理だ」の答えしか返ってこなかった。

まだ誰も見たことのない映画を誰が配給してくれるというのか?

「だったら自分達で届けよう!」と、手探りで配給・宣伝の業務をし始めた。


それはとにかく、今回のようなカーリング熱や感動を起こしてくれた、

チーム青森に賭けてみたかったという事もある。

カーリング自体も最後の最後まで何が起こるか解らない。

ならば映画だって・・・。と。

そして、結果的には全国55館の同時公開まで漕ぎ着けた。


映画の中身自体は、とにかく良い評価を得られている。

後はこのカーリング熱をどれくらい引き継げるか?

それ次第だと思う。

実際、毎日観ていたカーリングを今は取り上げられてしまったような感覚に

陥っている人たちは多いはずだ。

そんな時は映画「シムソンズ」で熱くなって欲しい。

物凄くピュアにカーリングに向き合えます。

もちろん、自分の人生にも・・・。


本当に本当にありがとうございました。

小野寺さんたちの頑張りは今後の日本カーリング界の勇気になったはずです。

物凄く意味のある大会になったのではないでしょうか?

そして1つのストーンを4人で投げるといった「究極のチームワーク」

これは今の日本にまさしく足りないもの。

自分以外の存在があって初めて自分の存在を確認できる。

自分さえ良ければいいのではなく、

助け合い、励まし合い、一人では出来ないこともみんななら出来る。

そんな事を改めて教えてくれた、トリノのカーリング女子だったのではないでしょうか?


ありがとう。

そして、お疲れさまでした。