シベリア少女鉄道の公演が目前に迫ったある日、僕は「風邪気味」というステータス異常に陥りました。

その公演には是が非でも行きたかったので、マスクを付け、きちんと薬を飲み、しょうがのたっぷり入った甘酒を飲み、水をがぶがぶ飲み、さらにはドンキで加湿器を買ってきてブン回しにすることで、どうにか「ほぼ正常」の状態にまで持っていくことができました。

加湿器を使ってみた感想は、「なんで今まで持っていなかったのか」です。

僕はどうやら「粉塵に強い」という特異体質のようで、引っ越す前の家（劇団の倉庫を兼ねていました）では和室に木材をごろごろ置いて平気で過ごしていました。

「森さん家に行くと鼻水が出る」とよく言われたものです。

今の部屋はフローリングで、木材などないのですが、湿度なんかはほとんど気にせず生きていました。

ところが、どうです。

加湿器をブン回してみた結果。

空気がすこやかではありませんか！

別にそんなほこりっぽくないとタカをくくっていた僕の部屋にも加湿は必要だったのです。

定価の半額以下だったので多少の水漏れなどはありますが、そのへんにはまぁ目をつぶりましょう。

冬、加湿器は、必需品です。（確信）

「持ってみたら必需品だったもの」というのは今後、他にも出てきそうな気がしています。

加湿器を買ってみた結果