たずね歩きの時間《いち早く復興を遂げた唐丹町花露辺地区》 | 守屋智敬(一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所)

守屋智敬(一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所)

研修・講演の主なテーマは「アンコンシャスバイアス」「リーダーシップ」

《唐丹町花露辺地区の元自治会長、下村さん》

 

復興地東北ツアーで、いつも語り部としてお世話になっている唐丹町花露辺地区の下村寿恵さんのご自宅を訪問しました。

 
多くの沿岸部では、
「防潮堤を作るのか?作らないのか?その高さは?」
との話し合いが行われてきましたが、
当時、自治会長であった下村さんを中心としたこの地区は、
いちはやく「防潮堤はいらない」との決断をくだし、
住民主導で復興をとげた地域ということで、
新聞やマスコミの取材を多数受けたそうです。

決断の時。
なにを大切にしていたのか?
 
ご自宅のコタツの中で、ゆっくり、ゆっくりお話しをさせていただきました。

誰のための復興か?
何のための復興か?
誰が住むのか?
誰のための町なのか?

本当にその通りだな、と。
この「誰のために、何のために」に、
すべてが集約されている。
 
そう感じます。
 
果たして、
そんな気持ちでコトにあたっているだろうか?と。