・Netflix(Netflixオリジナルアニメ)
【あらすじ】
80年代に人気を博したコメディドラマ「馬鹿騒ぎ」で主演を張ったボージャック・ホースマンは、誰もに愛される存在だった。
しかし放送終了から20年、彼は過去の栄光にすがりながら生きる、捻くれた中年に成り下がっていた。
もう1度皆から愛されたいボージャックは自叙伝を出して世間の注目を浴びようと一念発起するが、執筆は一向に進まず、業を煮やした編集者がゴーストライターのダイアンを紹介する。
ダイアンとの交流の中で徐々に前を向き、歪み切った人生を立て直そうとするボージャック。
止まってしまったボージャックの時間がゆっくりと動き出す。
【レビュー】
舞台は人間と人間のような動物が共存するロサンゼルス。
こんなナメきったキャラクタービジュアルですが、内容は結構重めなストーリーに所々でネタをぶち込んでくるスタイルのブラックコメディ。
物質的には豊かでも精神面で満たされない現代人の姿を、シュールなキャラクター達が描き出している所が最高に風刺的で心に響きまくりです。
テーマは重めだけど、コメディとして普通に面白いんで後味がいいんだが悪いんだか分からない。
そんな不思議な感覚がクセになるのか、中毒性の高い作品です。
作中、ボージャックらがドラッグでバッドトリップするエピソードがありますが、この作品そのものがダウナー系の麻薬のような印象でした。(あくまでイメージだけど)
悩める大人の為のアニメ「ボージャック・ホースマン」は現在シーズン3まで公開されてます。
続編にも期待です。
【オススメ度】
★★★★☆