ジョーカーを観てきましたが話す相手が誰もいないという悲しさから急遽ブログを立ち上げて感想を書きます。

あらすじなし

ネタバレあり

思いついたままに書くので流れ通りではありません。

1回しか観ていないので確認が必要ですが冒頭でピエロのメイクをしながら泣くアーサー

右眼から涙を流すのはここのみ

あとは左眼から一雫の涙を流します。

もし制作側が意図的にそうしているのだとしたらどういう意味があるのか。

よく最初の一雫は右眼は嬉しい時

左眼は悲しいときに流れると言われています。

この考え方をそのまま当てはめると、あの時すでに絶望と悲しみの淵にいたアーサーはそれでも一抹の喜びがあったのです。

あの職場はアーサーにとって望ましいものではなかった

仕事内容もけして喜ばしいものではなかった

境遇は不幸といっていい。

仕事の準備して無理に笑顔を作り、それでも働けること人の役にたち存在を認識してもらえる場があることは暗闇の中の喜びでもあった。

そう考えるとプラスとマイナスからガンガンに引っ張られているパツンパツンの感情が透けて見えるようでめちゃくちゃ苦しい。

なんの涙なの?

辛いの?悲しいの?

そんな単純な涙ではなく人は感情が揺さぶられる時は本当に疲弊するし消耗する。

彼は常に深い絶望と小さい希望の中で揺さぶられてピエロをかぶった時だけ一雫だけ涙をこぼす。

なんて苦しくて悲しい涙なんだろう。

まだこの時は希望を見出そうとしていたのかもしれない。

この延長線上に幸福を感じようとしていたのかもしれない

とか考えるとほんと苦しい。

アーサーは病気のせいでおそらく泣けない。

感情が揺れると笑ってしまう。

泣くという行為は人間だけが持つ超ストレス解消装置

泣くことで心のデトックスをしてストレスを解消することができる。

辛いときに笑ってもストレスは解消されないのです。

笑う病気という呪いのせいで彼は今までのストレスを全てその体に溜め込んでいるのです。

だからこそ殺人という形でのストレス解消が必要になってしまったのかな。

そう考えるとこの笑う病気の罪深さを感じる。

そしてジョーカーになり全ての希望がなくなった彼はピエロの面になった時だけ悲しみの涙を一雫だけ流すようになった。

たまりにたまった彼の本心のたった1滴が溢れているのだとしたら

涙が重すぎる。

涙がどっちから流れているかとタイミングについては絶対に確認したい。

さて、冒頭のシーンの後のお仕事中にクソッタレヤングに看板を奪われるワケですが

観ているこっちは追いかけて深追いしたら絶対リンチされる!

ってわかるところ。

ゴッサムに住んでいるならアーサーにもわかりそうなんだけど……

それでも大通りを横切り必死に追いかけるアーサーからは真面目で一生懸命で仕事を失う恐怖や怒られる事への恐怖など、彼の純粋で必死に生きる人間性を感じる。

と同時に今起きていることの展開からの想像力のなさだったり思考力の無さも感じる。

とられた!⇨返してもらわないと怒られる!⇨捕まえないと!

単純でとても視野が狭くなってます

底辺の中でもさらに徹底的弱者。

そして案の定集団から暴力を受けるわけですが

感情的な感想は置いといて思った事は

「あ!すごい殴られ慣れてる!」

です。

彼すぐに股間守った。

倒されて殴られてすぐ股間守る発想ない。

だいたい両手で頭。

経験からアソコ守らないとヤバイって知ってたんだと思う。

ここで彼が過去に暴力を受けてきた人生だというのが見えてきました。

誰に?

という疑問はあがりますが、まぁ、彼がどこで暴力を受けていてももはや違和感はない……。

後にその相手もでてきますが、きっとその人だけがアーサーに暴力をしてきていたわけでもないですしね。

アーサーつらすぎる。

続いて胸が引きちぎられそうな気持ちになったのが福祉職員との定期面談での日記確認。

彼はネタ帳とも言っていましたね。

そこに書かれていた

「この人生以上に硬貨(高価)な死を」

ここは彼の誤字で知能の低さ、教養のなさをみせているんだ。

という意見ばかりでしたが、観ていたときにそんな印象にはとれなかった。

ノートが誤字脱字だらけならその可能性のが高いと思えるのですが、なにせ私は英語が読めない。

しかし誤字脱字だらけでもこれは彼が意図して「硬貨」にしていると思えてならない。

なぜならこれは「ネタ帳」であり「ギャグ」なのです。

そのまま高価では英雄や指導者が言うような言葉に見える(おや?それはそれですごい皮肉な気がしてきた)。

そうではなくて彼が思う

アーサーという人間の最高の価値は硬貨ほどの価値なんだ、人生以上の死を得てしても最高額が硬貨なんだよ。ハハ、惨めだろ!

という渾身のブラックジョークに思えてならなかった。

資本主義という金こそ絶対という時代背景を考えるとこのブラックジョークに彼がアーサーという人間自分自身をどう評価しているのかがわかる。


徹底的に低い自己肯定感


自己肯定感が持てないことがどんなに苦しいか、どんなに精神に影響を及ぼすか、よかったら調べて欲しい。

誤字バージョンも妄想しましたが、それはそれできつかった。

誤字にしろ意図的にしろどちらにしろ辛い結果なのは変わらないですね……。

そしてこのシーンで畳み掛けてくるアーサー情報

精神病棟に入院していた過去

服薬する薬が7種類

しかも増量のお願い

フリスク頼むノリでなに頼んでんだ!

え、7って……

それ正気の時間あります?

そこら辺の知識ないので浅い想像ですが中毒じゃない?

なんなら耐性ついてきてるってことは相当長い時間お薬のお世話になっているってことですよね。

しかもなんか面談の人が聞いてるのか聞いていないのかよくわからなくて、壁打ちしているような返答しかしてくれないし。

彼女もたくさんの人を相手にしていて流れになるのもわかるけど。

アーサーの絶望が深すぎてこの時点で溺れそうです。


しかもこの後さらに日記がでてくるのですが、

世間がこの病気を認めてくれない

的なことが書いてありました。

これは本当に的なこと。

本編ではもっと的確でよくわかる言葉が使われていました。

そうなんですよね。

この頃は今よりも精神病というものが理解されていなくて、

「なんでちゃんとしないの?」

という本人の匙加減みたいに思われていた頃。

もちろん治療法もわからない。

病気という認識はちゃんとされていたのかな?

そう考えるとますますあの薬ってなんだったのという疑問も浮かぶ。

世間に理解されない苦しみ

えげつない孤独

なんで自分は「普通」にできないのか責めていたとも思う。

味方がどこにもいない。

でもさ、本当に唯一

母親がでてきたから彼女が唯一の味方だっていう心の拠り所があったはあったのです。

観ている私は

「お願いだよーしっかり彼の心とメンタルを支えておくれー」

と、願ってやまなかった。

ジョーカーが誕生するこの映画で母親が1つの鍵になることはわかるけれど

どんな形でもいいから

彼に一瞬でも幸せを与えてから

事がおきておくれと願っていたのです。

とても長くなってきたので記事をかえます。
ひとまずここで一区切り。

あーつらいー!
考え過ぎも多いんだけどつらいねー!