さまざまな文字起こしツールがある中で、NottaとOtterを比較する方もいるのではないでしょうか。
- それぞれの特色機能がわからない
- 比較して点数を付けるとどちらが高いか知りたい
- Web会議の議事録に最適な文字起こしツールが知りたい
そんな方に向けて本記事では、それぞれの違いや特色機能、評価などのさまざまな項目からNottaとOtterを比較内容について紹介します。
記事を読むと、どちらの方が評価が高くて最適なのかがわかるため、迷われている方はご自身の利用環境を想定しながら選んでみてください。
NottaとOtterの主な違い
NottaとOtterの製品概要や特色機能についてご紹介します。
Nottaの製品概要
Nottaは、高精度の音声認識とAI要約機能を活用しており、AIが短時間で文字起こしし、簡潔な要約を作成してくれるサービスです。
リアルタイム文字起こし、音声ファイルの文字起こし、Web会議の自動文字起こしと録画が可能で、文字起こし結果をすぐに他のユーザーと共有できるため、職場でのスピーディーな資料作成を行う際に使えます。
Nottaの特色機能3つ
1.スピーディーな自動文字起こし・ChatGPTを利用したAI要約
1時間の音声を5分という短時間で、一言一句まで文字起こしし、AIが内容を要約してくれます。そのため、時間をかけて誤字脱字の確認をすることもなく、内容をすぐに把握できます。
2.多様な文字起こし
リアルタイム文字起こし、外部データ・音声ファイルの文字起こし、Webページの画面収録、Web会議の自動文字起こし・録画の機能がそろっており、どのような形式の文字起こしにも対応しています。重要な部分は、音声とテキストで確認することも可能で、文字起こしの間違いも起こりにくいです。
3.多人数で使えるチームワークスペース
チームで議事録や録画を一括共有や管理したり、権限の振り分けを行えます。データアクセスやメンバーの権限管理も可能で、IPアドレスの制限や外部共有の制限機能もあるため、セキュリティ面でも安心して利用することが可能です。
Otterの製品概要
OtterはAIを活用した文字起こしサービスで、会議やインタビュー、講義など、さまざまな場面での英語の会話をリアルタイムにテキスト化することが可能です。
Otterの特色機能3つ
1.複数話者の識別
声紋を判別し、複数の話者の識別が可能で、誰が何を話したのかを記録することが可能です。発言者と発言内容が個別に表示されるため、内容を理解しやすく、レポートや議事録作成に役立ちます。
2.キーワード検索と単語のハイライト
録音した内容をキーワード検索すると簡単に見つけられ、再生中は読み上げている単語がハイライトされて見やすく表示されます。そのため、会話中の聞き取りにくい部分やわからない部分の単語や言い方を理解しやすいです。
3.リアルタイムテキスト化
テキスト化がリアルタイムで行われるため、メモや内容の再確認用のテキストとして使えます。さまざまな国の方が話す英語をテキスト化するため、わかりにくい内容の理解を深める際におすすめの機能です。
NottaとOtterの比較
Nottaとotterのサービスを比較した結果は、以下の通りです。
サービス |
Notta |
otter |
対応言語 |
日本語、英語、中国語 |
英語のみ |
翻訳機能 |
◯ |
✕ |
クラウドの同期 |
◯ |
◯ |
対応OS |
・Windows:Windows 7 またはそれ以降 ・Mac:macOS10.14 (Mojave) またはそれ以降 ・iOS:iOS13 またはそれ以降 ・Android:Android 5.0 (Lollipop) またはそれ以降
|
・Windows ・Mac ・iOS:iOS10.0 またはそれ以降 Android 5.0 (Lollipop) またはそれ以降 |
無料会員の利用制限 |
無料会員の利用制限:120分 / 月 リアルタイム・Web会議文字起こし:1回につき3分まで 既存ファイル・画面収録文字起こし:1回につき5分まで |
無料会員の利用制限:600分 / 月 |
料金プラン(文字起こし可能時間) |
・プレミアム:1ユーザー1,200円 / 月 (合計1,800分) ・チーム:2ユーザーで6,210円 / 月・1ユーザー増えるごとに+1,000円 / 月 (合計2,400分) ・エンタープライズ:料金と文字起こし時間は要相談 |
・プロ:8.33ドル(1,206円) / 月 (合計1,200分・1回の会話が90分) ・ビジネス:20ドル(2,895円) / 月 (合計6,000分・1回の会話が4時間) ・エンタープライズ:料金と文字起こし時間は要相談 |
※2023年6月時点での料金です。
最終比較の結論
両サービスの比較から独自の評価で得点(5点満点)を付けると以下の通りです。
サービス |
Notta |
otter |
機能の充実度 |
4.8 |
4.0 |
導入のしやすさ |
4.5 |
3.9 |
プラン内容 |
5.0 |
5.0 |
最終得点 |
4.7 |
4.3 |
異なる職種や使用シナリオにおいて、どちらを選ぶべきか?
Nottaは、情報整理や共有、編集を効率化したい場合に最適で、機能が充実したサービスとなっているため、チームで利用する際にはOtterよりも導入しやすいです。
そのため、ITエンジニアや営業、事務などのリモートワークでチームでの議事録を残すことが多い職種の方にとっては最適です。
Otterは、さまざまな国々の方が話す英語に対応しており、国際的なコミュニケーションをテキストにする場合や英語での議事録を残す場合、英会話を勉強する場合にはNottaよりも使いやすいと言えます。
そのため、国際会議に参加する通訳家や海外取材があるITジャーナリスト、海外の顧客との取引がある営業職の方におすすめです。
優れた文字起こしツールの特徴
両サービスのさらに詳細な内容が知りたい場合は、以下の特徴を確認しておくと、比較しやすいです。
AIで会議の要約を生成できる
議事録から会議内容の振り返りや重要な内容を要約して確認すると、今後の業務も改善されやすいです。しかし、会議の要約を自分で作成すると、時間がかかってしまい、生産性も下がってしまう可能性があります。
そのため、AIに要約作成作業を代行してもらえるツールを利用すると効率化が図れます。AIの要約機能はNottaがChatGPTのAI要約機能で、otterはotter AI Chat機能で質問すると生成できます。
会議を録画できる
Nottaとotterは、会議を録画した音源から文字起こしすることも可能です。Nottaの場合は、zoom、googlemeet、teamsにNotta Botを追加するとAIが自動で録音とリアルタイム文字起こしを行います。
otterの場合は、少し手間がかかりますが、パソコンでの内部出力設定を行ってから、zoom、googlemeet、teamsなどのツールと同時に起動するとリアルタイム文字起こしができます。
多言語に対応できる
国際的な会議を行う場合には、多言語に対応する文字起こしツールを利用する必要があります。Nottaの場合、104言語が文字起こし可能で42言語を通訳することが可能です。otterは英語のみ文字起こしすることが可能で、英語から他の言語に通訳はできません。
ユーザーの評判が高い
優れた文字起こしかどうかを判断するためにユーザーからの評判も客観的に見ておく必要があります。
Nottaの評判は、使いやすさや導入のしやすさから満足度が高く、低コストで利用できてコスト削減に繋げやすいと回答する方が多いです。アプリストアのレビューでも高く評価されています。
otterの評判では、発音のおかしい部分や間違いがある英会話を正しく変換して文字起こしする場合に使えるとのコメントが見られます。英語のリスニングが苦手な方や会議での英語が聞き取れない方に高く評価されています。
まとめ
Nottaとotterを比較したところ、総合的に見てNottaの方が評価が高いです。
理由としては、以下の通りです。
- Nottaは、多様な文字起こしや編集機能が付いている
- チームワークスペースがあり、議事録や録画が一括で共有・管理できる
- otterの文字起こしが英語しか対応していない
そのため、機能が充実していて、個人やチームで議事録や録画を後から見直しする際に便利なNottaの方が最適だと言えます。