石神井川、


あの時の夜桜はとても美しかったですね


桜があれほど美しいものだとは
僕はついぞ今まで知りませんでした


正確には梅もどき並木?

になるんですかね(笑)



あの
不自然な曲線の描き方

水辺そのものを食らうかのように

一斉に空に伸び
水面を覆いかぶさっていました


まるで
川の精気を吸い取っているかのようにも見えましたね


「能」


生と死を結ぶ言葉


桜の木の下に・・・「梶井基次郎」


その様な世界観を

与えるに十分なほどの冷たい美しさでした

情け無し

想い出を大切にと考えて


今を争わずに、

と考えていたにもかかわらず



無意識に彼女を責めていた


情け無し




来るものは拒まず
去るものは追わず


まだ程遠い

ちっぽけな人間のようである



情け無し

川の細流に耳を澄まし

冷たい夜風にあたっていると


悩めるほどに

自然が身近にあることがよくわかる


自然の采配に感謝