お引越し | もりた毬太の 漫画家の雑記帳

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漫画家・もりた毬太(まりた)が他愛のない日常をつづったり弱音を吐いたり色々したりしなかったりしております

どーも、もりたです。

Twitterなどでさんざん呟いてたのでご存知の方も多いと思いますが、先頃、長年住んだ聖蹟桜ヶ丘を離れ埼玉県は南浦和に引越しました。


引越しに際して、聖蹟のアパートの居住年数を調べたら、もう10年近く住んでいたのには驚きました。
昔は引越し魔で2年置きくらいに引越してたのにねー。
まあずっとお金がなかったのもあるけど、やはり居心地が良かったって事なんでしょうね。

では、何故今引越しなのか?
そしてなにゆえ埼玉に?
そんな質問を最近よくされます。

まあ改まって何故、と問われると明確な回答をするのが難しいのだけど、ひとつには部屋の広さがあります。
ここ1年半、お陰さまで忙しく仕事をさせて貰って、基本的に毎日24時間部屋に閉じ籠って生活していたわけですが、そうなるとやはり六畳一間ってのは狭く感じるもので。
まあ現状の原作者と言う立場ならアシスタントを呼ぶ事もないし、作業スペース的には十分っちゃ十分なんですが、生活圏の狭さが視野の狭さに繋がると言うか、なんだか精神的に鬱屈してしまいそうな気がしたりしなかったり…。
それに、この先ずっと原作だけでやっていくとは限らないですしね。(その辺りについてはまた後日)

それから、聖蹟には近所に気軽に会える知り合いがいなかったと言うのも大きいです。
忙しくてなかなか時間も作れない中、30分とか電車に乗って移動しないと友達と会って飯を食うのもままならない状況と言うのは地味にきついものです。
若い頃はさほど気にならなかったので、年を取ったって事かも知れませんが。
やっぱ病気した時とか近所に知り合いがいないって怖いなぁ、とか思っちゃいますもんね(笑)

その点、南浦和は割と近所に昔馴染みの漫画家さんが多いので、安心です。
と言うかそもそも、僕自身この近辺に住んでいて、また戻ってきたって事なんですけどね。
当時はまだ皆プロとして食っていけてなくて、そーゆー人間が集まってだらだらと暮らしていてはイカン、孤独になって自分を追い込まなければ、なんて青い気持ちもあって出て行った、みたいな話で。(で、その後アシスタントやめて芝居やったり色々遠回りしたのだから良かったのか悪かったのか分かりませんがw)


そんなこんなで、また埼玉に住むのもいいかなぁ、できれば二部屋以上のとこで、と言う思いは割と前からあったワケです。
とは言え、部屋を増やせば(相場は埼玉の方が安いとは言え)家賃も上がるし、部屋探しにしろ引越しにしろ時間がないと出来ないしで、ずっと二の足を踏んでたんですよね。
で、今回サンデーの「正しいコドモの作り方!」終了に合わせて(次週、最終回です)半ば衝動的に引越した、と言う次第なのです。

まあ連載終わって収入激減、次回作もまだ決まってないのに大丈夫なのオレ?と、言う気もしないでもないですが、まあ逆にやるしかないって事で頑張ろう、と、そんな今日この頃なのでございます。