$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森|日本で唯一採掘権を持つ男

埴輪が着けているジュエリー、

ネックレスにブレスレットに、

アンクレット...頭にのせている

のは、髪飾りか... 他の国と同様、

日本でも立派なジュエリーがあった

ことは、出土する勾玉や縄文土器

などでも分かる。

しかし、飛鳥時代を経て、大和朝廷

に変遷していく頃にはジュエリーが、

表舞台から消えていく。

(着物文化の影響だとか、封建社会が
形成されたとか、諸説があるが...)

それでも、あの立派な鎧兜や刀の装飾

など、飾るという文化は、日本でも

無くなった事はない。

さて、飾るということは、どういう

ことで、人間は、なぜ飾るのか?

裸でもいいけど...なぜだ?

人間と動物とどう違うのか?

道具を使うか使わないか?

武器を使うか使わないか?が

その違いだと学校の先生から

聞いた記憶があったが、

「日本装身具史」(美術出版社)

によるとそうではないようだ。

(本文の引用)

「飾る文化」の誕生

人間と動物の違いは何か?人間は

直立二足歩行を行う、

道具を使う、言葉を操るなどが頭に

浮かぶだろう。

直立二足歩行や道具の使用に関しては

すでに一部の類人猿に確認されていた。

また、道具をつかうことでは、

チンパンジーの小枝などを使った

蟻つりなどは有名であるが、この行為は

類人猿のみならずカラスの仲間にも

見られる行為であることが

報告されている。さらに近年、

石を使って食料を掘り出したり

石をハンマーのように使い、

種や木の根、枝を砕き昆虫を食べて

いたサルの例が、英国ケンブリッジ大学

の研究チームによって確認されている。

また、米国ジョージア大学などのチームに

よる観察でも、大きな岩の上にヤシの

実を置き、石を打ち付けて割って

食べる猿のグループが見つかった。

この猿の存在は、石器を獲得した

われわれの祖先の姿を彷彿とさせる。

一方、言葉も人間のみが操るもの

ではない。様々な動物たちが、

自分たちの独自の言葉で

コミュニケーションを取っている。

驚くべきはクジラである。彼らは、

数千キロ離れた仲間とも交信できる

という。では、人間が人間として

動物から画される行為とは何なのだろう。

それは、自らを別のモノで飾る。

この「飾る文化」こそ、人間と動物

を画するメルクマール(指標)に

なるのではなかろうか。

動物が、自らの身体を別のものを

使い自主的に飾る行為は現在まで

に確認されていない。

こうした考えに立てば「装身具」は

人間を飾る重要なアイテムであり、

人間が人間たる象徴ともいえるのである。

(引用終わり)

というわけで、装飾、ジュエリーは

人間であることの象徴だった。

服を着た犬が公園を散歩しているのを

見たことがあるが、いつになって

も犬が「服を着せてくれ」と頼みそう

にない。

宝飾品について、ますます興味が

深まってきた。

人類最古の文化といわれる宝石と

それを使ってその後に発達したと

いわれる宝飾品ジュエリーの歴史...

そちらにしろ宝石ジュエリーは、

人間の文化として重要なモノで

あるのは間違いない。