茶道…お茶席のあの緊張感と静けさ

そして、亭主は、口には出さないが、

たいへんな苦労をして準備して、

しかしお茶席では、あたかも何事も

無かったかのように、作法とおりに

おもてなし… 

そういう想いを形にできないか?

と集めていた原石を使って...

デッサンを描いてスタート。


決まったら、そこからスタート。

鉱山担当のミヨテさんと、研磨工房の

責任者ゾーミンチョーさんが、構想に

合う原石を数百点目を通しながら

ミーティング。


原石を選ぶ仕事が、一苦労。

カット研磨した時に、どういう形

になるかは、何十年も経験を

積まないと分からない。

熟練工でも、数時間、原石と

にらめっこ。


それから、カット研磨作業。

そして、ジュエリーの製作。

これもまた、一つずつ違う形の

SGカットのルビに合わせて、

金属を一つづつ合わせて作る。

そして、完成。

豪華なタイピンが完成。

発想があっても、原石を選ぶ

ミヨテさんが、私が創りたいものの

感覚が分かっていないとダメだし、

カット研磨するゾーミンチョーさん

に伝わらなくてはダメ。

もう20年近く一緒に仕事をしてきた

阿吽の呼吸がないと、頭で理解する

モノではない。


鉱山からタイピンまで、たくさんの

人の感性を合わせて創るジュエリーは、

美術品と同じだと思う。

エタニティリングもペンダントも…

皆同じ。

いつも、ありがとう。