キレイだなと近づいてビックリ。
ペイントだと思ったが...
生き物だから羽根の色も一つずつ
個性があって違っている。
天然ルビーと同じだな...と考えて
いたのだが...同時に悲しくなった。
私個人的な気持ちとして...
パノラマをつくるのに、別に蝶々を
殺さなくてもいいじゃないか!
と感じた。
(作者の方には失礼を覚悟で)
あの世に行った後の蝶の羽ならいい
のだが...生きたまま、羽をもがれて
張り付けになっているのだとしたら、
ちょっと怖い感覚だと。
もし、作者が蝶々を食べるのが好き
で、「お魚を食べた後の骨のような
もの」をどうしよう...と思い付いた
アートなら良いのだが、そうでは
無さそうなので、美しく見えなくなった。
ミャンマー産ルビーの母岩も有機物起源
だが、それは太古の生命が、その命を
全うしたあと、何億年もかかって、
美しい宝石ルビーが結晶する環境を
つくった訳で、生命の跡が結晶を
育んだという事実が神秘的で美しい
感じがするが、生きた蝶々の
羽根をもぎ取って作ったとしたら、
それは違うのではないか...
そのときの風景は、私個人の感覚
としては残酷。
(でも、そんな綺麗ごとを想う自分も
生きているお花をお店に飾ったりして
人のことを言えないな...)
批判する立場にないと自覚し
ながらも、ちょっと怒りながら、
美術、美とは美しいものであって
欲しい、でもそう想う自分は?
と悩んでしまう、私。
会場にて。