宝石ルビーの存在価値は、

欧州の王族に大切に

されてきたからか?

もちろん、それもあるだろうが、

本当の価値は、ルビーの輝きが

人に勇気を与え、心の中を鮮やかに

してくれることだろう。

人は、「勇気」を出して「行動」

することによってのみ、感動を

生むことができる…と筑波大学の

名誉教授 村上和雄先生の著書に

かいてあるが、ルビーの赤色を

前にして、元気が出る人は多いが、

元気がなくなる人は居ないだろう。

太古より勇気をくれ、皆を励まし

てくれた宝石が、ルビーだったはず。

燃える石炭のように輝いた石、

絶望感ただようノアの方舟のなかで、

生きよ、と勇気づけてくれた宝石、

後に、お釈迦様に成られた、

ルンビニの王子の額を飾った宝石、

迷う人々の背中を力強く押してくれた

宝の石がルビーであり、今でも特別な

宝石として大切にされている。

写真は、エリザベス女王の戴冠式後の

ものですが、インペリアルステート

クラウン(王冠)にも、ルビーが輝いている。