ミャンマー産ルビーの原石と母岩。
白い大理石(白雲石灰岩)の母岩は、
元々は、海底にあった堆積岩。
その堆積岩は、カンブリア紀に
海の中で生きたカルシウムで
覆われた生物…アンモナイトや
珊瑚など太古に生きた生命がもと
になっている。
38億年前に生まれたとされる
地球上の生命と悠久の時が育んだ
宝の石ミャンマー産ルビー。
ルビーが赤くなる(着色)要因にはクロム、
バナジウム、鉄が関連しているといわれる。
しかし、成分分析すると、他の産地は
平均的に入っているのに、
ミャンマー産のルビーは、ほとんどクロム
だけで赤くなっていることがわかる。
このルビーの特徴は、紫外線域の光線に
当たると不思議な発光をする…。
クロムが、紫外線に反応するのだ。
蛍光灯の下では…
この不思議な輝きに誰もが驚く。
ミャンマー産は、宝石の中でも特別と
される理由のひとつ。
身につけていると上記のように輝くこと
があり、自分でも驚くことがあるが、
昔の人は、ひっくり返っただろう。
旧約聖書にも登場する不思議な光。