しかし、なすすべなく遠吠えして
いるようにも見えて、可哀想に感じるが、
歴史的には、その後16世紀にマゼラン
艦隊が世界一周を成し遂げた時、
ミャンマー(その当時は、タウングー
ビルマ王朝)にも行っていて、金、貨幣
より価値の高いものとして流通している
と書き残されており、その当時から
宝探しに来ていた。
このように、旧約聖書にも登場する
ルビーは、残念ながら、ヨーロッパでは
産出しないので、宝探しに来ていたが、
ミャンマーでは、この時は、既にルビーは、
高貴な宝石として認識されており、
ひょっとしたら、この絵画に描かれている
竜は、その時のミャンマーの人々が、
怒っていたのではないか…
そう感じて、少し寂しい気がする。