緋色(ひいろ)について…

緋は、火や日の色として奈良時代には、使われて

いた古い色名である。京緋色と呼ばれる、

京都で染める緋色は純度が高く上質とされた。

「京緋色と江戸紫」は、憧れの色だった。

(「和の色辞典」視覚デザイン研究より引用)

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ルビーの赤色(緋色)は、世界各地で日(太陽)や

火の色と関係しており、人に届く赤色、赤外線周辺

の光線が血行を良くしたり、体温を高く保つ効果が

あり、人体に照射すると血中酸素量が増加し抵抗力

が向上するとのこと。

また、太古には、夜行性大型肉食動物などの外敵を

遠ざけた色でもある。

人は、その経験値から「生命、力、守護、愛情」など

を表す色と認識され、護符、お祝い事などに繋がって

行ったと考えられる。

人類がつくった最も古い色...赤色、緋色、ルビー色。

物語が、山のようにある。